突き詰めてお稽古を続けている『供奴』ですが、先生からこんなことを言われました。


『供奴』という踊りに最も相応しい体型は、歌舞伎役者の○○さんであると。


その方は身長が低めで手が長く、ポーズを決めた時に、正方形のフレームに綺麗に収まる様な体型です。


『供奴』の踊りの内容としては、身分の低い武士が、主人のお供をするのに遅刻してしまい、主人を探し回っているという、そんな単純なストーリーです。


登場するのはコミカルで愛嬌がある下っ端の武士で、確かにキャラクターとしては、足が長くてスラっとした方が踊るよりも、そういう体型の方が踊る方がマッチしています。


ボディイメージとでも申しましょうか、自分の身体がその体型であるかの様な感覚をイメージして踊ったところ、踊りの雰囲気が今までと変わり、『供奴』っぽくなってきたと仰っていただけました。