スタジオではなく自宅で音声を録音する時、まず頑張らなければいけないのは防音です。

工事の音から鳥の鳴き声まで、外からの音をマイクが拾わない様にシャットダウンすることがまず必要です。

そして、硬い壁で周りを遮って雑音をマイクが拾わない様になったら、今度はその壁に自分の声が反響するのをかき消すために、内側を毛布などの柔らかい素材で覆います。

試行錯誤を重ねに重ね、今では近くを電車が走っても問題無いほどの効果がある酒井の自宅防音ブースですが、どうにも対策が難しいのは“暑さ”です。

真冬で暖房をつけていない時なら、むしろ快適に感じることもありますが、今くらいの時期になると、自分の汗でブース内の湿度が上がってしまい、マイクにとって湿気はよろしくありません。

もっと暑くなると、原稿が手汗でフニャフニャになるほどです。

その分、終わった後のシャワーは天国です。