韓国ドラマが好きです。

全てが全てそうというわけではないけれど、韓国ドラマには、壮絶という言葉では語り尽くせないほど、悲惨な境遇の人物が出てくる傾向がある様に思えます。

中には、主人公に対して過剰なまでに酷いことをする、憎まれ役が登場することもありますが、実は一番惨めなのがそういう役どころの人物だったりします。

登場人物があまりにも逆境の逆境に追い込まれていく姿が、最初は可哀想に思えたものが、段々その逆境度合いにある種の快感を覚えてきて、そして、それを打ち破る人物の姿に、興奮させられます。

その感覚を味わっていくと、自分の日常において、逆境に追い込まれれば追い込まれるほど、理不尽な思いをすればするほど、まるで自分がドラマの主人公になったかの様な気持ちになってくるのです。

それは、もしかしたらマゾヒスティックなものに近いのかもしれませんが、本来なら気持ちが沈んで意欲が削がれる様な状況を、逆に楽しめてしまう様な(?)感覚を与えて下さった、それに打ち勝つエナジーを与えて下さった、韓国ドラマの俳優さん達ならびに、それを吹き替えた日本の声優さん達に感謝。