短編小説「人間のKUZU」~台無しバー~ その④ | 占星術小説家@酒井日香の占い死ね死ねブログ

その③から続き




A「出てきたって何」


B「電動バイブが」



A「……そりゃあ台無しだ!!」



A「でしょう。良妻賢母だと信じていたお母さんの布団の下から、電動バイブが出てきちゃって挙句に……」



A「挙句に……」



ASM乱交パーティーに興じる写真まで出てきちゃったからです」



A「っかー!!」


A「んで、そういうシチュエーションって当然……」



A「当然……」


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※注)、再び遺品整理中の村田きょうだい



健二(バイブだ……!)



次男(バイブだ……!!)



三男(まさかのバイブ!!)



長女(か、母さん……)



次女(うっそーん!!)



三女(……電池入ってるのかしら)



※注)、ぶぃぃぃぃ……、と、


LEDを光らせてくねくね動くバイブ。





一同 

「バカ、動かす

なよ!!!!」

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A「どうです、あさみさんの心に伝わりましたか」



A「伝わった。台無し」


(終)