[CN] データ : 中国特許と、分類検索の可能性?? | 情報検索、プロの視点/酒井美里ブログ

[CN] データ : 中国特許と、分類検索の可能性??

先週の金曜日は、都内にて、

ある研究会が主催の、
中国特許調査に関する講演会を、聴講させて頂きました。
(感謝!)

クローズドな会でしたので、
残念ながら、詳しい内容はご紹介できません。

が、
これなら大丈夫かな?

講演会で登場した 「キーワード」 を、ひとつご紹介します。


● キーワード
IPC付与状況もダメ、キーワード検索もダメ。



・・・うんうん、
日本国内のサーチャー、
みんなの気持ちを代弁してますよねー? (言い過ぎ?)


私も、中国特許のIPC付与状況は、
どうも傾向が読み切れなくて、
しょっちゅう泣かされています・・・uwa-n!!*


しかし!

「・・・IPCがだめなら?」 
ECLA(欧州特許分類)はどうなんだろう?という疑問が。


とはいえ、
一般的に言われている通り
「 欧州にファミリーのある出願にのみ、付与されている」 のでは。
つまりは、ほとんど付与されていないんだろうけど~、と思ったり、


いやいや、

中国特許庁には、欧州の審査官用検索端末「エポックネット(Epoque-net)」が導入されているそうだし (出典はここ)、
もしかして・・・? もしかしたら・・・!キラッ  なんて思ってみたり。



正確にはわからないので、確かめてみました!(きらーんキラッ

◇ データの説明 ◇

解析対象 : 2005年1月10日~14日の間に発行された、
中国公開特許 約3509件
(※一部、実案も入っています)

使用データベース : TotalPatent
 (ECLAデータは、DocDBとほぼ同等と思われます)


結果。



残念!!  やっぱり、従来言われている通りでした・・・(涙)

約3500件中、ECLAが付与されていないデータは約2930件
ECLAが付与されているのが、例外、って感じです。

♪中国特許は、2000年1月、2010年1月発行分も、
同様に確認しました。傾向は、上記と全く同じです。。




現時点では・・・・


IPCもダメ、キーワードもダメ、
そして
ECLAは全然使えない。   (←やっぱりね・・・ガビーン(うさ)



って言わざるを得ないみたいです。

では。