まだ見ぬ遠い国のお料理,一体どんなお味と香りなのでしょうか(ღˇ◡ˇ*)♡

 東京は世界中の美食の揃う街だといわれます。実際,ネットで検索すると随分と様々な国のお料理を提供するお店があるようですね。そんな街に住んだおかげで,僕は或る時は家族と,また或る時は友人と,これまでにも随分と色々な美味しいものを頂いて参りました。
 しかし世界は広く,世の中には僕のまだ知らぬ美味しいものがまだまだ存在します。僕は幸いにして今も健康に問題は無く食欲も旺盛ですがもう若くはありませんので,元気なうちに世界各国の美味を味わい尽くせれば良いなというのが僕の心からの願いです。

 今回はそんな僕の願いにピッタリの「エジプト風春雨スープ」のレシピに出会いました。エジプトというのは云うまでも無く世界四大文明のひとつ古代エジプト文明の故郷であり,ピラミッドやスフィンクスといった遺跡で我々を魅了して止まぬ国ですが,エジプト料理というのは残念ながら日本ではあまり普及しておらず僕も頂いたことがありません。せいぜいが「コシャリ」という,炊き込みご飯と茹でたパスタを和えたものにフライドオニオンを載せトマトソースを掛けて頂くお料理の名前を聞いたことがある程度です。今回のレシピを学ぶことで,僕はエジプト料理初体験が叶いそうです(๑˃̵ᴗ˂̵)
 こちらのレシピを提供して下さっているのはフランスで「伝説の家政婦」として高名なタサン志麻氏で,それをiwatami氏が判り易く纏めて紹介して下さっています。タサン志麻氏といえばもともとはフレンチのシェフだった方で何故エジプト料理なのかと一瞬不思議に思ったのですが,調べてみたところエジプトでは歴史的にも現在もフランス語が熱心に学ばれている国なのですね。当然ながら語学を学ぶため,或いは習得した語学を生かして仕事をするためにフランスに行くエジプト人も多く,そうした方々の動きに合わせてエジプトの美味がフランスでも普及したのでしょう。

 具体的な調理について見ていくことに致しましょう。まずは春雨を1分半ほど茹でてザルに上げて水で冷やしキッチンペーパーで水気を取っておきます。次にオクラの蔕を切り落とし縦半分に切ってから5㎜幅にカットし,オリーブ油を敷いて中火で熱した鍋に微塵切りの大蒜とともに入れて炒めます。大蒜の香りが立ってきたら水とコンソメスープの素を加え,オクラに火が通ったら塩胡椒で味を調えます。それが出来たら今度はフライパンにオリーブ油を敷いて中火で温め,クミンとコリアンダーを加えて香りが立つまで炒めたら角切りにしたトマトと塩を加えて1分炒めます。最後に器に春雨を入れてオクラスープを注いで炒めたトマトを載せ,オリーブ油を回し掛けて完成です。

 これがエジプトのスープなのですね。オリーブオイルを多用するあたり,いかにも地中海沿岸のお料理といった感じですφ(・_・”) またクミンのような香りの強いスパイスを使うあたりも,東洋の島国で生まれ育った僕から見ると非常にエキゾチックなムードを感じさせられます。
 このスープ,一体どのようなお味でどのような香りなのでしょうか。実際に口にするのがとても楽しみです。きっと新たな美味を知った喜びを味わえるに違いありません(ლ˘╰╯˘).。.:*♡



エジプト風春雨スープ