是非お邪魔してみたい,とても素敵な施設がオープンするのですね(ლ˘╰╯˘).。.:*♡

 茨城県北茨城市というのは,その名のとおり茨城県の最北に位置する太平洋に面した街です。茨城県はその殆どが関東平野に位置し海岸も平坦な砂浜が続くという地理的特徴を持っていますが,同市は珍しくも山がちな地形と出入りの激しいリアス式海岸とを持つところで,また火山の無い茨城県では例外的にたくさんの温泉が湧出する土地でもあります。そしてかつて岡倉天心の主宰する日本美術院が置かれて大勢の美術家がこの地に住んでいたこともあり,現在でも岡倉の旧宅址や「茨城県天心記念五浦美術館」という日本画を主体とした美術館なども存在します。そして海に面していることからも容易に想像がつくように各種の海の幸に恵まれ,特に鮟鱇はこの地の名産です。とても素敵な観光地であり,もしまだ足を運んだことの無い方がいらしたら是非一度足を向けてみて頂きたいと思います(﹡ˆ ᴗ ˆ﹡)

 その北茨城市に,新たに魅力的な施設がオープンすることを知りました。先程も申したように北茨城市は山がちな地形で,そういった地には谷津田や棚田といった水田が設けられることが少なくありませんでした。そういった水田は拡大や整形が難しく営農機械化も困難であったために今日では耕作放棄されてしまったものも少なくありません。同市にもそういう現在では既に打ち捨てられてしまっていた棚田が存在したのですが,今回その棚田が「チームラボ 幽谷隠田跡」という展示施設として蘇ったというニュースです。
 皆様もよくご存じのとおり「チームラボ」というのは様々な技術を巧みに活用した見事なデジタルアートの制作・発表で知られている美術家集団です。そのチームラボによって北茨城市に常設展示が設けられると聞いて「それは凄い(๑˃̵ᴗ˂̵)」と真っ先に感じてしまいました。具体的にはどのような作品になるのでしょうか。写真だけでも明らかですが更に記事本文を読むと「棚田跡を活かし、夜の森を光のアート空間へと昇華」とのことで,この展示の真骨頂は夜になるようです。更に記事を読むと「水面に映る温かな光を楽しめる」「幻想的な空間をつくり上げる」とあり,このような言葉に触れるだけで僕は「是非行ってみたい」という思いを抑えることが出来ません(ღˇ◡ˇ*)♡
 もっとも「そうは言っても,北茨城市は茨城県の最北だから交通の便がなぁ…」とお感じの方もいらっしゃるかも知れませんね。しかし心配は無用なようです。こちらの「チームラボ 幽谷隠田跡」の傍らにはグランピング施設が設けられ,かつ棚田の一部は温泉浴場として整備されるというのですから,無理に日帰りする必要は全くありません。むしろ宿泊することで夜の棚田の美しさを十分に堪能出来ると云えるのではないでしょうか。

 常設展示の完成とグランピング施設のオープンは2024(令和6)年秋の予定で,まだ少し待つ必要がありそうです。こちらの「チームラボ 幽谷隠田跡」を心待ちにしつつ,今年の夏は北茨城市にお出掛けというのは如何でしょうか?( ・ᴗ・ )? 先ほどは申しませんでしたが同市には海水浴場もあり,また鮟鱇こそ冬の味覚ではありますがそれ以外にも素晴らしい海の幸にも恵まれたところです。チームラボのデジタルアートこそ暫くはお預けですが,海水浴や「茨城県天心記念五浦美術館」での美術鑑賞などだけでもきっと素晴らしい思い出を作ることが出来ますよ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



「チームラボ 幽谷隠田跡」茨城・五浦に“夜の森”と一体化する光のアート、温泉&グランピング施設も開業