面白そうな展覧会,是非足を運んでみよう(^^♪

 皆様は美術というと何を思い浮かべられるでしょうか。絵画や彫刻を真っ先に思いつく方が多いのではないか。実は僕もそうです。彫刻の展覧会というのはあまり数が無いこともあり,美術鑑賞に出掛けるというと大部分が絵画ですし,美術鑑賞というと事実上絵画を鑑賞することが殆どです。僕もあまり詳しいことを話す必要が無いときには,美術鑑賞について「絵を観に行きます」という言い方をすることも稀ではありません。

 しかし美術というのは絵画ばかりではありません。たとえば食器などの工芸品も美術品であるということは,日本は勿論のこと中国や韓国などの陶芸の長い伝統を持つ東アジアの人であれば瞬時に理解出来るお話でしょう。皆様の中にはお茶道のお好きな方もいらっしゃることと存じますが,そうした茶会で使われるお茶椀などは実用品であると同時に優れた美術作品でもありますね。これは食器に限らず,たとえば優れた意匠を持つ家具などもまた美術品として鑑賞の対象になり得ることについては全く同様です。
 そうした美術として高い価値を持つ工芸は当然ながら東アジアの専売特許ではなく,たとえば北欧フィンランドなども高い美術性を持った工芸で名高い国です。とはいえ「それは具体的にはどんなものか」と問われても美術の知識に欠ける僕は残念ながら詳しいことについては存じません(*´・ω・) ちゃんと本格的に勉強したいのだが…と以前から願いつつ,なかなかその機会を持てないままでした。

 しかしながら今回「フィンランドのライフスタイル 暮らしを豊かにするデザイン」という展覧会の存在を知りました(^^♪ こちらの記事によるとこちらの展覧会では同国を代表するガラスデザイナーであった故オイバ・トイッカ氏による数多くの作品や,同国でテキスタイルデザイナーとして活躍し評価された日本人陶芸家である石本藤雄による陶芸作品などが展示されているということです。これはフィンランド工芸についての知識を習得しつつその美を堪能する絶好の機会ではないかと,思わず強い興味を惹かれてしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)

 こちらの展覧会は巡回展として日本各地を回ったものですが,今回は福島県いわき市のいわき市立美術館で2024(令和6)年8月18日まで開催されていて,同市での展覧会が最後になるようです。いわき市といえば福島県の最南端でお隣は北茨城市であり,僕にとっては感覚的には「身内同然」といった雰囲気を感じさせてくれるところです。今は地理的には少々距離がありますが,それでも是非足を運んで,フィンランドの美術を堪能しつつ見識を深めたいものだと楽しみにしております♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



生活に寄り添う美 いわきでフィンランド展、逸品に親しむ