刺身を多めに用意して,こういうお料理を作ってみるのも面白いかな(⋈・◡・)

 皆様はアヒージョはお好きでしょうか。素材をオリーブオイルで煮込むというお料理です。僕は油といえば素材を「焼く」「炒める」のに使うものとばかり思っておりましたので,最初に頂いた際には「こういう調理法が存在するのか」という驚きを感じたことを覚えております。しかも煮込んで味を付けたオイルまでパンにつけて頂くのだと知った際には更に驚きました。「オリーブオイルをバター代わりにパンにつけて食べる」という食べ方を知らないわけではありませんでしたが,当時はそれさえも「変わった食べ方だな」と感じていた時代です。しかし驚きながら頂いてみるとアヒージョは素材もオイルも大変に美味しく,僕はすっかり大好きになってしまったのでした(^^♪

 今回,魚屋三代目(柳田昇)氏による,鰹でアヒージョを作るレシピに出会いました。実は最初「せっかくの鰹ならば生で頂きたいところだが・・・」と思いかけたのですが,考えてみれば今の時期の鰹は秋の戻り鰹と異なり,身に脂が乗っていません。オイルで煮て油分の不足を補うというのは理に叶っているし,何より「そのままつまむのはもちろん、バゲットにのせて食べたり、パスタソースにしたりとアレンジし放題」ということで覚えておいて損の無さそうなお料理です。「覚えておいて決して損は無さそうだ」と思い,詳しく見てみることに致しました。
 まず鰹の刺身に塩を振って下味を付けます。そして大蒜を縦半分に切って芯を取り横にして薄くスライス。フライパンに刺身を並べたらその上に大蒜と赤唐辛子を散らし,刺身が2/3程浸かるまでオリーブオイルを注いだらフライパンを揺らしてしっかりと油を回します。それが済んだら弱火で熱し,細かい泡が出始めて刺身が白くなりはじめたら裏返し,更に1分ほど熱して火を止めて完成です。バゲットにオイルをつけて煮上がった刺身とスライスレモンを載せ塩胡椒をして頂いたり,茹でたスパゲッティと和えて塩胡椒で味を調えて頂いたりと食べ方は色々なようですね(*゚▽゚)ノ

 僕は大食いな上に刺身が大好きなので,余らせてしまうということは殆どありません。しかしこうやってアヒージョに出来ると知ったからには,わざと食べきれないほどの刺身を購入してきてまず半分をこのようにオイル煮にしておいてそちらは翌日の食事に回し,残り半分を刺身のまま頂くということも検討に値しそうですね。何かの折にこちらの「鰹のアヒージョ」を作ってみたいと楽しみにしているところです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



初ガツオをにんにくと唐辛子でサッと「オイル煮」にすると酒の肴からパスタまで楽しみしかない【魚屋三代目】