今後家族と一緒に食事をする際に,是非頂いてみたいお料理です(^^♪

 僕は関東の出身で近親にも関西出身の人は居ないのに,子供の頃から関西の食べ物が大好きでした。トンカツよりもビーフカツ,蕎麦よりも饂飩といった感じです。小学生のときに何かで出席した宴会で鱧の吸物が出された際には,当時は大人でも食べ付けない人が多かった中で「この吸物は何と美味しいのだろう」と大いに喜び,周囲を驚かせたものです。とうとう親戚たちから「小さな関西人」などと呼ばれる始末でした。因みに今でも僕の関西料理好きは変わりません。大阪にお邪魔した際には連日美味しいものを食べ歩いては「流石は食い倒れの街だ!(^^)!」と感心し続けたものです。

 僕がお好み焼きを大いに好んでいるのも,或いはそんな関西趣味の一環かもしれません。お好み焼きは広島にもたくさんの美味しいお店がありますし,また東京でも実はもんじゃ焼きのお店に行くとほぼ必ずお好み焼きを提供していて必ずしも大阪のみの名物というわけではありませんが,大阪を代表する美食の一つであることは間違い無いでしょう。鉄板で焼きながら大勢で頂くことの多いお料理ですが,中には厨房で焼いて一人前で提供してくれるお店もあるので,僕は時々そうしたお店で美味しく頂いております(*^^)v
 とはいえ,やはりお好み焼きは皆でワイワイ言いながら焼いて頂いた方が楽しいのは間違い無い。そこでたまに帰省した際などに父や叔母に「お好み焼きを食べに行かないか」と声を掛けることもあるのですが,どうもあまり積極的ではありません(・~・´) 返ってくるのは「味は良いのだがなぁ・・・」という返事です。詳しく聞くと,若い頃は好きだったが今となってはソースやマヨネーズを掛けて頂くのがくど過ぎるのだとか。そして父も叔母も言うのが「お好み焼きなら,ほら,例の韓国式の奴。あれを家で頂こう」と。
 父や叔母が行っているのはチヂミのことです。たしかにチヂミは「韓国式お好み焼き」と言われますし,こちらは酢醤油で頂くのでサッパリしていますね。僕も好きなので結果としては父や叔母に押し切られることが殆どなのですが「今回もワイワイ焼きながら頂くことは出来なかったなぁ(。・_・。)。oO」と一抹の残念さは感じつつ,これはこれで美味しいのでそれなりに満足しているといったところです。

 今回はいつも頂いているのとはちょっと違った粉と具材,具体的には餅粉と芹を使った「ミナリチヂミ」というチヂミのレシピに出会いました。ミナリとは韓国語で芹のことだそうです。こちらのお料理を開発したのは東京・新大久保で韓国料理店を営むパク氏で,同氏がテレビ番組で紹介していたものを青空繭子氏が文章に纏めてくださったものです。両氏に感謝しながら,早速読んでみることに致します。
 まず芹を5㎜長・玉葱と人参とを粗微塵に刻んだらボウルに水・薄力粉・餅粉・塩を入れてよく混ぜ,皿に刻んだ野菜を加えて再度よく混ぜます。それが済んだらフライパンにサラダ油を引いて中火で熱し,生地を広げて焼き色がつくまで焼き,裏返して反対側も焼色がつくまで焼きます。そして食べ易い大きさに切って皿に盛りつけたら完成です。
 チヂミというのは胡麻油で焼くのが普通ですが,こちらの「ミナリチヂミ」は芹の香りを活かすためにサラダ油で焼くのがポイントなのですね。このレシピにはタレについての記載がありませんが,やはり芹の香りを活かすための工夫があるとより一層美味しくなるでしょう。たとえば塩で頂くのも一案ですね。タレで頂く際にも「玉葱や人参の甘味を味わうためにコチュジャンや砂糖を使わず,辣油に代えて一味唐辛子を振っただけの酢醤油にする」といったこともよろしいと思います。

 こちらの「ミナリチヂミ」通常のチヂミよりも更にサッパリと頂けそうで,父や叔母が歓迎することは請合いです。今度帰省して家族と食事する際,お好み焼き屋さんに行くのも良いですが皆でこちらを頂くのも楽しいかもしれない。僕は今,そのように思っているところです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪




【韓国の食べ方】かの地で流行中の野菜だと!? 旬レシピな「ミナリチヂミ」に挑戦!ミナリは…せりのこと♡