作品を鑑賞させて頂きたいと同時に,僕もこのような方になりたいと思ってしまいました(ლ˘╰╯˘).。.:*♡

 卒業の季節ですね。僕自身の経験を申し上げると,高校の卒業式が一番早くて3月1日,中学校の卒業式が3月の中旬,小学校や大学(院)の卒業式はお彼岸の頃だったと記憶しています。大勢の若者たちが学業を終えて次のステップに進んでいく重要な節目であり,どうか彼らの未来が明るく素晴らしいものであってほしいものだと願うばかりです(◍•ᴗ•◍)

 卒業に併せて,学校によっては卒業生に記念品を贈ることもあるようですね。こちらの記事では日立市立宮田小学校で,卒業していく子たちに例年切り絵による肖像画がプレゼントされているというお話が紹介されています。こうした似顔絵・肖像画というのは貰う者の心を揺さぶる素敵なプレゼントで,子供たちも嬉しく感じるとともに,将来はその切り絵を観て小学生時代の懐かしい思い出を喚起してくれる大切な宝物になってくれることでしょう(ღˇ◡ˇ*)♡
 こちらの切り絵を制作しておられるのは同市在住の竹蓋年男氏という切り絵作家です。同氏もまた宮田小学校のOBで,4年前に市内で行われた同氏の個展を鑑賞した当時の校長先生から依頼を受けて,それ以来同小学校を卒業する児童たち全員の切り絵肖像を制作するようになったというお話,きっと児童の側も嬉しいし,またアーティストである竹蓋氏もモチベーションが上がって喜ばしいことに違い無いと思ってしまいました(๑•ᴗ•๑)

 しかしこの記事にはもう一つ,凄いことが書かれています。竹蓋氏は昔から美術家だったのではなく,切り絵の制作を始められたのはなんと既に不惑を過ぎてからのことなのですね!(。・о・。)! その歳になってから美術に取り組み,遂には個展を開き観る人を感動させるようになったというのは,僕には大変な驚きでした。そんな同氏の作品は,一体どのようなものなのでしょうか。こちらの記事の写真には制作場面に併せて子供たちの肖像作品が幾つか写っていますが,是非直接鑑賞させて頂きたいものだと強く願ってしまいます。
 また同時に「僕も竹蓋氏の高みに達したい」ということも同時に願ってしまいます。僕は制作をするわけではありませんが美術を鑑賞することを何よりの楽しみにしているし,また美術振興に役立つ活動もしてみたい。今まではどうしても「そうは言っても,僕は始めたのが遅いから」というのを言い訳にしていましたが,僕も頑張れば今からでも高い鑑賞眼を身につけ美術振興のための的確な取組も出来るようになるのではないか。僕と同様,不惑を前に美術に取り組み始めた竹蓋氏のお話を読んで,そのように感じられてなりません。

 1つの新聞記事との出会いが人生を変えた,などということもあるのだと僕は聞いたことがあります。今回の「よみうりタウンニュース」紙による竹蓋年男氏の記事が僕にとってそのようなもので在ったら素晴らしいことだ。僕は今回,そんなことを考えてしまいました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



切り絵に込める「頑張れよ」 母校の卒業生に贈る切り絵を制作する切り絵作家・竹蓋年男さん(茨城・日立市)