僕の家でも,是非頂いてみたいと思いました(((o(*゚▽゚*)o)))

 3月になりました。暦の上では2月上旬から既に春になっているのですが,僕はどうしても「春というのは3月から5月の間のこと」と思ってしまいます。きっとそれが判り易いからでしょう。因みに他の季節はというと,夏が6~8月,秋が9~11月,冬が12~2月というのが僕の理解している季節の区分です。世間の常識と比較的ズレが無いのは秋についての理解でしょうか。9月上旬といえば真夏とほとんど変わらぬ暑さの日々が殆どですが,それでもショーウィンドウなどには秋めいた装飾が行われますよね。そして「3月になると春」という感覚も,世間の常識と合致していると僕は確信しております(๑•ᴗ•๑)
 そしてこれもまた世間の常識と合致していると思うのですが,春になると僕は気持ちが浮き立ってなりません(๑˃̵ᴗ˂̵) 娘の居ない我が家でも例年雛祭りを行っていたことは既に何度もお話しましたが,そういう記憶もまた「春は心楽しく,おめでたいもの」という僕の感覚を養ってくれたのではないか。僕はそんなことを思っています(﹡ˆ ᴗ ˆ﹡)

 そんなおめでたい春の到来に相応しいご馳走「洋風ちらし」のレシピに出会いました。一見普通の散らし寿司ですが,こちらはタサン志麻氏のレシピです。同氏はフランス料理のコックを経て現在では「伝説の家政婦」とも称される,フランスのレストラン料理・家庭料理の双方に精通した人物です。きっととても新鮮な美味しさに溢れた,そして作り易いお料理に違いありません。同氏のレシピはいつも斬新で美味でありながらも可能な限り平易であることを心掛けておられるようで,僕などは読むだけでも何だか頭が良くなったような思いを感じさせられてしまうほどです。但し今回のレシピについてはタサン氏は執筆したわけではなくテレビ番組で作ってみせたもので,それを実際に再度作った上に判り易い文章に纏めて下さったのは管理栄養士のともゆみ氏です。タサン志麻氏とともゆみ氏,ご両者に感謝しながら目を通していくことに致しましょう。

 まず下拵え。刺身用サーモン柵の水気を拭いたら1㎝角に切ってボウルで塩胡椒と隠し味の砂糖を加えて混ぜ合わせ,ラップをして冷蔵庫で1時間冷やしたら今度はボウルに氷水を張って1時間晒ししっかりと水気を切っておきます。そして人参をスライサーで千切りにしたら塩を揉みこみ5分置いて水気を絞り,レモン汁とオリーブオイルで和えておきます。ご飯はバットに入れてオイル漬けのツナ・レモン汁とよく混ぜ冷ましたらお皿に平らに盛り付け,味を付けておいた人参・薄切りアボカド・サーモン・ブラックオリーブを載せ,ミントを散らして出来上がりです。
 実は僕は最初「サーモンが水っぽくならないかな?(。・о・。)?」というのが気になりました。その懸念を抱く人が多いからでしょうか,ともゆみ氏も「下処理で水に晒したので水っぽいかなと想像しましたが、全然そんなことはなく、サーモン自体の味が濃く感じます」とわざわざ明記して下さっていますね。また「ツナのオイルはどの程度切れば良いのだろう」という点も気に掛かりましたが「ツナとレモンが入った酢飯は、ツナとツナのオイルがご飯に絡み、塩味とコクがたっぷり出ています」とあるので,あまり執拗に油きりはしない方が良さそうですねφ(・_・")

 こちらは散らし寿司ではありますが,酢飯の味付けにレモンを使う点や具材の選び方などを見る限り以前にもご紹介した「サラド・ド・リ」に通じるものがあるようで,ともゆみ氏も「洋風なサラダのようなちらし」と仰っています。やはりフランス料理に精通したタサン志麻氏ならではのレシピというべきでしょうか。
 そんなフランスのエスプリに溢れた「洋風ちらし」を頂きながら春の訪れを祝えたら,それはとても素敵なことですね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



「洋風ちらし」の材料と作り方