僕は関東生まれの関東育ちで関西出身の友人も僕と話をする際には殆ど標準語だというのに,何処からか「美味そうやんけ(๑˃̵ᴗ˂̵)」と関西弁の感想が聞こえてくるような気がしてしまいました。

 

 暑い季節ですね。この季節になると学校も夏休みに入り,日頃は給食を頂いていた僕も家で昼食を取るようになります。大概の日には素麺でした。僕は今でも,夏の昼食というと今でも素麺を連想するほどです。当時は夏といっても今ほど暑くはなかったのでクーラーはあまり使わず扇風機で涼を取りながら,冷たい素麺をよく頂いたものです。当時はお中元の風習が盛んであちこちから山のように素麺が届き,それを無駄にせずに食べてしまうという理由もあったのでしょう。喉越しの良い素麺を頂くのは楽しみでもあり,給食とは全く違う食事の楽しさを存分に味わったものです(⁎˃ᴗ˂⁎)

 とはいえ,夏休みもお盆を過ぎると,そろそろ素麺に飽きが来る時期がやって来ます。「飽きが来ると秋が近い」などと駄洒落を言いながらも「また素麺か(。・_・。)。oO」という思いが心に浮かんでくるのはどうしようもありませんでした。母も薬味を工夫したりと飽きが来ないような努力はしてくれましたが「茹でて麺つゆに付けて頂く」という基本は変わりませんでしたから,やはりそれにも限界はあったと言わざるを得ません。

 

 しかし,こちらの筋肉料理人(藤吉和男)氏による「ピリ辛油そうめん」は,そういう通常の素麺とは全く違ったお料理です。そもそも麺つゆを使わないのですから,味からにして違うに決まっています。早速こちらの素麺の食べ方をマスターすべく,詳しくレシピを読んでみることに致しました。

 まず素麺を茹でる際には,沸騰したお湯に梅干しを入れるのですね。梅干を薬味にして素麺を頂くのは珍しくありませんが,こういう茹で方は存じませんでした。「湯が弱酸性になって、そうめんのでんぷんが溶け出しにくくなり、コシの強いそうめんに茹で上がる」とのことなので,これは食べ方とは関係無くマスターしたい手法と言えそうですね。因みに酢を入れて茹でても同じような効果はあるが麺に酢の匂いがついてしまうこともあるということで,やはり梅干を使うのが正解のようです。噴きこぼれを防ぐために途中で火を弱めるというのは,僕も経験のあるところです。茹で上がったら流水に当てながらザルに取り流水を当て続けて手で強めにかき混ぜると手触りが変わるというのも,食べ方の如何を問わずコシのある素麺にする為に覚えておくべき知識と言えるでしょう。コシが出たらしっかり水を切ってボウルに取り,胡麻油を掛けて和えたら皿に盛って鰹節を載せ刻み葱を散らし,その上に卵黄をトッピングして辣油と醤油を掛けて頂きます。

 なお鰹節に代えて海苔佃煮を使っても美味ということで,これも試してみたいところですね。

 

 これは鰹節のほうも海苔佃煮のほうも美味しそうです(๑˃̵ᴗ˂̵) もし小学生時代にこの食べ方を知っていたら通常の食べ方とこちらの食べ方を併用することで,夏休みの終わるその日まで全く飽きを感じずに素麺を頂けたことでしょう。それでは秋が来なかったかもしれませんが・・・

 早速,こちらの「ピリ辛油そうめん」を賞味してみたい。そのように思っています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



コシが強くて激ウマなそうめんの茹で方と「ピリ辛油そうめん」のレシピ【筋肉料理人】【メシ通の冷たい麺】