こんなに簡単に,ローストビーフが作れちゃうの?(。・о・。)?

 皆様はローストビーフはお好きでしょうか。日本ではビュッフェの目玉やパーティー料理のメインディッシュとしてもよく登場するくらいで,牛肉を苦手とする方以外は大抵お好きなようですね。僕も例に漏れず,ローストビーフは大好物です(⁎˃ᴗ˂⁎)

 ローストビーフというのは,実はイギリス料理です。日本ではイギリス料理については「不味い」という悪い評判が立ってしまっていますが,こちらのローストビーフ,そしてそれと並ぶ牛肉料理の双璧として大人気のビフテキ,更にはインド料理ではあるもののイギリスを経由し随分と英国式に変容を遂げてから伝わってきたカレーと,実は日本人の食卓にはイギリスの食べ物が結構取り入れられています。それなのに「イギリス料理は駄目だ」と言われてしまっては,イギリス人としては一言言いたくもなるでしょう。仮に僕がイギリス人であれば「日本人諸君はイギリス料理を不味い不味いと言うが,一方でローストビーフもビフテキも大好きではないか。カレーだってインド直伝のものよりもイギリス風のものを好んで食べているのはどういう訳だ」くらいのことは言っていると思います(。・_・。)。oO イギリスの料理が本当に不味いのか,再度検証してみたほうが良いかもしれませんね。

 とはいえ,日本人がローストビーフをそれほど好きならば頻繁に作って食べているのかといえば,そうではありません。イギリスでは毎週日曜日にローストビーフを作って頂くそうですが,日本ではもし自宅で作るとしても殆どの方はクリスマスやお正月などの特別なご馳走に作るといった程度でしょう。これはローストビーフの調理にはオーブンを使うからでしょう。ヨーロッパでは専門の料理人のみならず家庭においても料理に際してオーブンを実に頻繁かつ巧みに使いこなしますが,日本ではオーブン料理というのは一般的ではありません。そもそも家庭にオーブンが無い家も珍しくないし,仮にあったとしても滅多に使われず台所の片隅で暇を持て余していることが一般的です。一方で最近は「調理用パックに塊肉を入れて湯煎する」という新しいローストビーフの調理法も普及してオーブンは必ずしも必要ではなくなりましたが,こちらも湯煎の温度を一定に保つ必要があるなど,特別な道具が無いとなかなか面倒だったりも致します。
 しかし今回「電子レンジで簡単にローストビーフを作れてしまう」というレシピに出会いました。本当にそんなことが出来てしまうのでしょうか。早速目を通してみることに致します。

 まず牛肉の塊に塩胡椒を擦り込み蜂蜜とサラダ油を塗って30分置いておくのですね。そして耐熱皿に肉を載せてラップは掛けずに3分,裏返して更に2分加熱したら取り出してアルミホイルを掛け30〜60分置いておきます。その間に胡瓜を斜め薄切りにしてから千切り,茗荷竹か茗荷も千切り,大根は摩り下ろして水気を切りと付け合わせを作ってしまいます。放置しておいた肉からは肉汁が出て来ているのでそれを小鍋に入れ粉末鰹出汁と酒を加え灰汁を取りながら煮詰め,醤油・酢・レモン汁を加えて煮立たせてタレを作ります。胡瓜と茗荷(竹)を盛り大根おろしとミニトマトを添えた皿に肉を薄く切って盛り付けて完成。タレを掛けて頂きます。

 これはまた,随分と簡単に出来てしまうのですねぇ(。・_・。)。oO ローストビーフというのは,オーブンでの火入れでも湯煎での加熱でも長時間の適切な温度管理が必要でそれが非常に難しいのですが,これならばそういう手間は一切ありません。

一度試してみようと思います。これで美味しいローストビーフを作れるのなら,それこそ毎週作ることも決して夢ではなくなりますね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



和風簡単ローストビーフ