3月も半ばを過ぎ,もうすぐ寒さも終わりです。おでんを頂きながら熱燗・・・というのが寒い時期の楽しみですが,この冬は緊急事態のせいでそれを一度も味わうこと無いまま終わってしまいます。コンビニでおでんを買って頂くことは出来た筈ですが,この冬はそれもしないままに過ぎてしまいました( ・ω・) 今年の暮れにはコロナ禍が無事に治まっていて,おでん屋さんで楽しくお酒を頂けたら良いなぁ,と願うばかりです。

 その代わりにということなのでしょうか,何の気無しにネットを見ていたら「ボリート・ミスト」というお料理についての記事を見つけました。どんなお料理なのか知らなかったので詳しく読んでみると「イタリアのおでん」とあります。「イタリアにもおでんがあるのか。どんなお料理なのだろう」と興味津々で調べてみると,なるほど,おでんです(/・ω・)/
 イタリアと日本のお料理は似ているのでしょうか。イタリア人も日本人も麺類が大好きですし,先日も「イタリアにも肉じゃががある」と知ってそのお話をさせて頂いたばかりです。魚介類についてもバターを多用するフランス料理と異なり,イタリア料理では塩とお酒だけのシンプルな味付けをすることが多いように感じます。そういえば,両国は地理的にも少し似ていますね。イタリアも日本と同様,海に囲まれた国です。そして本州の中央部に奥羽山脈~日本アルプス~中国山地といった高い山々が連なっているのと同様,イタリア半島の中央部もアペニン山脈といって高い山々が連なっています。そしてポー川流域のポー平原(パダノ=ヴェネタ平野)はヨーロッパでも有数の米どころで,何やら利根川流域の関東平野や信濃川流域の越後平野を連想してしまいます。

 この「ポリート・ミスト」はまさにおでんですが,日本のおでんと少し違う点は薬味でしょうか。日本では辛子を使いますが,イタリアでは「サルサ・ヴェルデ」というソースを使うのですね。サルサ・ヴェルデという語彙を直訳すると「緑のソース」ですが,一体何なのかといえばアンチョビとハーブで作るソースのようです。イタリアには練り物が無いのでおでんの具にも魚介類が見当たりませんでした(ソーセージを使うのは両者共通で何やら面白いですね)が,魚介類はソースで登場するというのが面白いところです。僕などは「辛子も欲しいなぁ」と感じてしまうしこの記事にも「マスタードでも美味しくいただけます」と明記されていますから,もし僕が頂くとすればサルサ・ヴェルデとディジョンマスタードとを両方用意したいところです(・~・´)

 このイタリアのおでん,美味しそうですねo(^-^ o )(ノ ^-^)ノ 僕の住む地域ではまだ緊急事態宣言が続いていて当分は家族で集まるのは無理ですが,今年の暮れには是非このボリート・ミストを作って家族で頂きたいと思いました。お肉の多いお料理なので,やはりお酒は赤ワインがよろしいでしょうか?( ・ᴗ・ )?



ボリートミストとは?イタリア郷土料理ボリートミストのレシピ
https://allabout.co.jp/gm/gc/185599/