ライスプディング,好きです(◍•ᴗ•◍) 大人になって初めて食べて「ああ,これは予想通りの美味しさ(ღˇ◡ˇ*)♡」と感じたスイーツですね。

 僕が子供の頃,生命保険は口座引き落としではなく外交員さんが毎月集金に来てくれていました。その際に持って来てくれるパンフレットには保険会社の財務状況のほか,プロの作家によるエッセイや家庭で作れるお料理のレシピなども載っていて,母も楽しみにしていたようです。大人向けとはいえ家庭で読むものですから物議を醸すような内容は書かれておらず,母が呼んだ後には僕も読んでいました。分からないところは辞書を引いたり母に意味を教わったりしながら意味を理解しようとしていたのですから,今にして思うとかなり勉強になりましたφ(・_・”) 母もそれを期待して僕が読むのを認めていたのではないかと思います。
 そんなあるとき,レシピに「ライスプディング」というお菓子が載っていました。プディングというのがプリンのことだというのは知っていたので,要するにお米を使ったプリンなのだということは分かりました。「食べてみたい(∩ˊ꒳ˋ∩) 」と思いましたが,よく見ると「食の細いお子様のおやつに最適」とあります(๑⊙_⊙๑) 今もそうですが僕は極めて「食の太い」質で,抑えても抑えても湧き上がる食欲をどう抑制するかというのが当時も今と変わらぬ最大の課題でした。母に頼んだって作ってくれるわけが無いし,自分で作ろうとしても「食の細い子向け」と書かれている以上は母に止められるのは火を見るよりも明らかです。「これは諦めるしか無いか・・・(・ω・`)」と断念し,そのまま忘却の彼方へと沈んでいきました。

 それを思い出したのは,数年前に訪ねたスペイン料理店です。デザートに"arroz con leche"というものがありました。僕はスペイン語は出来ませんが"arroz"が「米」,"con"が英語の"with","leche"が「牛乳」という意味なのは何とか分かったのでもしやと日本語の方を見ると「ライスプディング」とあります。「おお,これがあの少年の日に夢に見たあれか(ღ✪v✪)!!」と喜び勇んで注文したのは言うまでもありません。
 ミルクで甘く煮たご飯にイチゴジャムを載せたアロス・コン・レチェは美味でした😋 なるほど,食の細いお子様も,これなら喜んで食べるに違い無いと感じました。そして「食の太いお子様」だった僕は食べなくて良かったと思いました(^^;) もし食べていたら,ますます食の太いお子様になっていたことでしょう\(゚∀゚)/
 そしてその後,トルコ料理店でも「シュトゥラチ」という同じようなデザートに出会いました。そちらにはジャムは載っておらず,代わりにシナモンで香りがついていて,それもまた美味しかったです(*^^)v トルコとスペインに同じようなお菓子があるということは,このライスプディング,恐らくはイスラム文化の下で発達したものなのでしょうね。それがイスラム教徒によるイベリア半島支配とともにスペインにも伝わり,今に残ったのだろうと思います(⋈・◡・)

 そのライスプディング,今回レシピが分かったので,これからはスペイン料理店やトルコ料理店に行かなくても頂けますo(^-^ o )(ノ ^-^)ノ 僕は今も相変わらず食は太いままですが,もう子供ではないので好きに食べても大丈夫でしょう(*^^)v このレシピにはありませんが,イチゴジャムを載せたりシナモンで香りを付けたりして,是非頂きたいと思っています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



ほっとするあったかスイーツ♪カスタード風味のライスプディング
https://oceans-nadia.com/user/14317/recipe/133950