紹介の記事と直接関係する話ではありませんが,併せて考えたい話題です。 
 現在のJR東日本の一部特急列車においては車内サービスの水準が普通列車よりも低く,この大問題の是正のために特急列車内への冷水機か清涼飲料水自動販売機の設置等を強く求めたいところです。 

 僕は常磐線で東京と茨城とをよく行き来しております。場合によって特急も普通列車も利用しますが,車内で読書や作業をするために普通列車に乗る際はグリーン車です。喉の渇きやすい僕はお茶を飲みながら,本を読んだり書類に目を通したりしています。可能な限り時間に余裕をもって駅に向かいますが,ときには発車ギリギリに飛び乗ることもある。駅で飲み物を買うことの出来ないそんな場合でも,乗る列車が特急「ひたち」や普通列車グリーン車であれば車内販売がありますから困ることはありません。しかし乗った列車が特急「ときわ」だと車内販売が無く,目的地に着くまで喉の渇きを我慢しなければなりません。勿論,所要時間は特急のほうが短いのですが,品川から水戸まで「ときわ」に乗車すると約1時間30分は掛かり(因みに「ひたち」だと約1時間20分,普通列車だと約2時間20分),喉の渇きを我慢するには少々きつい長さです。そして運賃・料金は特急の普通車利用でも3,820円(グリーン車だと5,360円)と,普通列車のグリーン車を利用した場合の3,250円よりも高額です。 
 つまり普通列車ならグリーン車に乗れば車内販売サービスを利用できるのに,それより高いお金を払って特急「ときわ」に乗るとグリーン車だろうが普通車だろうが車内販売は無く飲み物は手に入らない・・・という,どうにも割り切れない状況が現状です。 

 勿論「利益が出ないのだ」と言われれば「ときわ号でも車内販売をやれ」とは言えません。しかし乗客に飲み物を提供する方法は,何も車内販売だけではないでしょう。 
 国鉄時代の特急・急行列車には冷水器が設置されていて乗客は自由に冷たい水を飲むことが出来ました。また現代でも東武鉄道の特急「スペーシア」や「りょうもう」,西武鉄道の特急車「レッドアロー」の車内には清涼飲料水の自動販売機が設置されています。旧国鉄や現代の東武・西武に出来ることがJRには出来ないなどという道理があるでしょうか。まして「特急のサービスが普通列車よりも悪い」という誰が考えてもおかしな状況を是正するためです。常磐線特急列車への早急な冷水機か清涼飲料水自動販売機の設置を強く願うところです。 


北海道新幹線でも車内販売が終了、JR東日本では弁当や軽食を削減 3月15日 
https://response.jp/article/2019/02/18/319244.html