プロとして仕事をするため、自腹を切ってスクールで勉強した経験はありませんか？
実は、仕事で必要な学費と認められれば、ここでも「特定支出控除」が受けられるんです！
●スキルアップのための「特定支出控除」
スキルアップのための支出は3種類！！
スキルアップのための支出が仕事に直接必要なものであるかどうかは自己判断ではなく、会社に証明してもらう必要があります。
- 仕事に直接必要な技術や知識を得る事を目標とし、研修を受けるための支出
- 仕事に直接必要な資格を取得するための支出
- 書籍、定期刊行物その他の図書で仕事に関係するものを購入するための費用(衣服費、交際費と図書費の合計が65万円を超える場合は、65万円までの支出に限る)
●特定支出控除で得ができるときの所得控除額
控除額=[特定支出の金額]-[給与所得控除額]×1/2 (年収1,500万円越えを除く)
申告方法
確定申告書に必要事項を記入し、給与所得の源泉徴収票、会社からの証明書や領収書などを添付して、確定申告をする。
※特定支出控除の特定支出はこの他、一般の通勤者として通常必要であると認められる通勤費、転勤に伴う転居のために通常必要であると認められる転居費、単身赴任などの場合で勤務地(居所)と自宅間のために通常必要な帰宅旅費がある。
会社の証明(給与等の支払者による証明)のための証明書は、国税庁のホームページに様式が掲載されています。
実際にこの「特定支出控除」を利用した場合。
年収400万円のうち、年間100万円もの出費があった場合、33万円の特定支出控除ができ、所得税・住民税合わせて年間66,700円(月々5,558円)安くなる可能性があります。
スキルアップのための自己投資は、仕事の可能性を広げます。
その結果として負担が多額になった場合は、この制度を利用してみましょう。
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