8月議会始まる | 大阪維新の会 堺市議会議員団 NEWS

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8月議会が始まりました。9月28日までの会期となります。

今日の本会議は、議案97号から99号 堺市民文化芸術ホールの工事請負契約の締結についてが議題となりました。

わたくし達は、この建替えについて将来市民負担が増加させるような現地建替えについては反対です。今回も下記の理由にて反対しましたのでご覧ください。

 

大阪維新の会堺市議会議員団を代表して、議案第97号から第99号工事

請負契約の締結について、意見を申し上げさせていただきます。
 本件議案は、堺市民芸術文化ホールの建設工事に伴って、舞台機構設備

工事、舞台音響設備工事及び舞台照明設備工事の各契約を締結するもので

あります。
 そもそも同ホールの建設計画については賛否両論がある中、昨年7月、

堺市民芸術文化ホールの建設計画に伴う本体建設工事に関する入札は、入札予定額を大幅に超えた入札が1社、ほかは辞退し、結果、入札は不調となりました。その後、同年11月、増額補正予算を議決し、本年4月に改めて行われた入札がやっと成立し、本年5月、本体建設工事の請負契約が締結されるという紆余曲折がありました。
 我が会派は、これまでの議会質疑などで市民会館の建てかえについて議論を行い、本予算、補正予算について反対してまいりました。我が会派は、

中心市街地活性化の観点から巨大な市民会館の現地建てかえに反対であり、現地建てかえをするとしても市民負担の軽減という立場から建てかえ前と同規模の市民会館の建設が望ましいと主張してまいりました。
 かつて旧市民会館を建設した当時とは異なり、現在では堺市内の各区に

それぞれ文化会館が既に存在しており、市民の文化振興策においては大きなハード整備が最重要であるとは言えません。改めて基本計画をやり直し、以前と同規模の市民会館で内容を充実させ、さらなる利便性の追求に立った計画をすべきであります。
 ところが、今回の計画では140億以上という巨額を投じて大ホールを

旧市民会館の約1300席から2000席へと拡大し、ランニングコストについても、年間の指定管理者への委託料は4億2000万円以上となり、

従来の1億円弱であった旧市民会館と比べて4倍を超え、年3億円以上も

増加します。新会館の使用予想年数を50年とした場合、指定管理者に支払われる管理料は総額200億円を超え、財政を圧迫することになります。

 堺市民芸術文化ホールの建設計画は、かつてのように右肩上がりの経済

成長が見込めない社会情勢の中で、限られた財源で高い効果がますます求められる堺市政において足かせとなっていくことが大いに懸念されます。
 また、そもそも今回のような中心市街地における大規模な老朽施設の更新は、新設だけで完結するのではなく、中心市街地全体に広がるビジョンを示すことが求められています。その将来性が民間投資を誘発し、活性化、そして民間連携のもと、まちの発展へとつながっていくものであります。今回の市民会館の現地建てかえ計画では、中心市街地活性化への明確なビジョンが乏しく、次世代を含めた多くの市民の代償と期待に沿うものではないと考えます。
 以上の理由において、議案第97号から第99号工事請負契約の締結については従来の主張通り、根本的に賛同できず反対といたします。

 

以上