7月12日の午前4時前、愛媛県松山市の松山城が建つ高さ130mほどの城山の北東斜面が、幅55m高さ100mの渡って崩れ落ち、下のマンションや住宅に流れ込みました。そのうち木造住宅1棟が倒壊し、住人3人が行方不明になり、13日に発見されましたが、3人とも死亡が確認されました。痛ましい惨事になってしまいました。私は松山には2009年と2012年に訪れましたが、松山城は2012年8月6日に行きました。暑い日でしたので、レンタカーを麓の駐車場に停め、ロープウェイでお城に向かいました、下りのゴンドラが近づいて来ます。右側には一人乗りのリフトも見えています。

 

 

ロープウェイを降り、石垣や櫓の奥に天守閣が見える位置に来ました。24mmレンズで撮っていますので、実際に見える天守閣は、それほど遠くには感じません。

 

 

天守閣の手前にある広場から松山城の天守閣を撮りました。45mmで撮影しましたが、画面下に写っている人物をトリミングでカットしました。空の青さが目立ちますが、PLフィルターは使用していません。

 

 

松山城天守閣から北の方向を見ました。正面下に松山大学薬学部の校舎が写っています。今回の土砂崩れは画面の外、右下方向で起きたようですね。

 

 

伊予鉄「市役所前」電停で撮った「坊っちゃん列車」のすれ違いシーンです。画面右端上部に松山城の櫓の一部が写っています。この写真は2009年の8月10日に撮影したものです。前夜の花火大会で松山空港に駐機中のヒコーキと花火を絡めるショットを撮る目的で、松山に来たのですが、午前中に中止が決まってしまいました。翌日リベンジで鉄道写真を撮っていたところ、思いがけないシーンが撮れました。

 

 

最後に2012年8月5日、松山空港の西側から撮影したヒコーキと花火のショットをご覧いただきましょう。2009年は悪天候で中止、2010年は私が入院、2011年はスケジュールが合わず、3年越しで撮ることが出来ました。この時のカメラはCanon EOS 5D-MarkⅢでした。ISO-200、シャッタースピードは4秒、f14で-1/3の露出補正を行っています。今回の土砂崩れで犠牲になられた方々に、謹んでお悔やみ申し上げます。この先、大雨で松山城で大規模な土砂崩れが発生しても、事前に避難できる仕組みを確立して欲しいと願います。