5月23日、旭川→羽田間はJAL554便を予約していました。旭川空港で10分ほどの遅れと国際線機材へのシップチェンジのアナウンスがありました。定刻15:00羽田着の便が10分遅れるということはRWY16に降りる可能性が高くなり、都心上空を空撮するチャンスです。ひとつ心配なのは翼後方、左窓側のA席を予約してあるシートがシップチェンジで移動してしまうことです。気付いてカウンターに確認すると「席番はそのままですが、席は翼の横になります」との答え。心配が的中し、翼の後方で空いているA席に変更をリクエストし、撮影に適した席を確保できました。シップはボーイング767-300ER登録記号はJA620Jです。

 

 

エコノミークラスのシートはボーイング777-300ERや既に退役した777-200ER、ボーイング787シリーズの国際線仕様機材と同じタイプです。シート幅、シートピッチとも広く、シートその物のクオリティーも高くて、正直、国内線仕様の767型機より数段快適に感じました。ただし機内Wi-Fiやエンターテインメントシステムが使えず、がっかりした方も少なくなかったでしょうね。

 

 

旭川空港のRWY34に向けて誘導路を南に進んでいます。主翼の向こう側に空港公園「グリーンポート」の屋根と右側にVOR・DMEのアンテナ、さらに遠くに大雪山系旭岳が見えます。

 

 

東京都心上空を羽田空港C滑走路RWY16Lに向けて降下中のJAL554便から、シャッターを切っています。ほぼ中央にホテルニューオータニ、その下に迎賓館、奥の森に見える緑の屋根の建物は皇居・宮殿です。

 

 

降下を続けていくと、東京タワーが根元から見えてきました。左側の黒っぽい巨大な超高層ビルは「麻布台ヒルズ」ですね。タワーの真後ろに東京プリンスホテル、その右に増上寺、さらに右側にザ・プリンスパークタワー東京が見えています。

 

 

上の写真の直後のカットです。東京タワーが画面左下に移動し、その上に霞んでいますが東京スカイツリーが写りました。

 

 

画面中央にレインボーブリッジが見えてきました。左の橋脚の上には豊洲市場が写っています。

 

 

着陸後、機内を撮影しながら降機しました。767のエコノミークラスは、1列に2-3-2の7席が配置されています。JALの国際線では777-300ERが3-3-3の9席、787シリーズでは2-4-2の8席が配置されています。最新のエアバスA350-1000は3-3-3の9席配置です。エコノミークラスの乗客の立場からすると、満席でも実に85%の乗客が窓側か通路側に着席できます。新しい787に比べて燃費が悪い、騒音が大きい、貨物スペースが狭いなど、航空会社にとってマイナス面が大きいとされていますが、乗客の立場で言わせてもらうと、767こそ使い勝手の良いヒコーキだと思います。

 

 

機体の中央付近にあるギャレイです。767-300ERの 中・長距離国際線仕様機は中央部にもギャレイがあるのですね。

 

 

前方には1-2-1配置のビジネスクラスがあります。フルフラットになるスカイスイート2仕様が採用されています。右窓側のK席が写っていますが奇数番号の席は窓から離れており、外の撮影には適していません。

 

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降機後、無料連絡バスで第3ターミナルに移動し、展望デッキで撮影した後、第1ターミナルに戻って夕食タイムです。時々利用する中華料理「彩鳳・さいほう」でショーケースを見て、メニューを決めてから入り口で、このディスプレイを見てしまいました。第3局、羽田対局で藤井聡太名人がこのセットを食べたことはアベマの中継で見ていました。これは五目冷やし中華を食べない手はない。と作戦を変更しました。

 

 

私が実際に注文したのは名人が食べた「ミニチャーハンセット」ではなく「焼売セット」で、この日のデザートは杏仁豆腐からマンゴープリンになっていました。飲み物はホットのジャスミン茶を選択しました。ノンアルコールビールと迷いましたが、メインが冷たいので、熱いお茶の選択は正解でした。焼売はしっかり味が付いており、ビールに合いそう。冷やし中華はカイワレ大根に隠れていますが、ハムとキュウリがたっぷり入っていてバランスが良く、甘めでさっぱりした味でした。私は焼売用の辛子を使って好みの味にしました。マンゴープリンはフレッシュマンゴーがたっぷり入った豪華で美味しい一品でした。対局当日、お店から6階の対局場へ出前したとレジで聞きました。ファンの方にとって、このお店は行き易い勝負めしの店だと思います。名人を防衛した藤井八冠、カド番の叡王戦第4局が5月31日に控えていますが、最終局に持ち込めるでしょうか?