NHK朝ドラ「虎に翼」には名古屋市で撮影したクラシックな建物がしばしば登場しています。東京地裁は旧名古屋高裁・名古屋地裁だった「名古屋市市政資料館」でロケが行われていますし、立派な噴水と、その後方の重厚な建物「名古屋市公会堂」は名古屋の「鶴舞公園・つるまこうえん」の風景です。画面では右後方に、屋根にドームが乗ったような建物がCGで描かれています。5月16日、天気が回復した17時ごろから撮影を始めました。まず、画面にもよく登場する噴水塔、南側からのカット、56mmで撮影しています。

 

 

同じポイントから24mmの広角で撮ったカットです。右後方の名古屋大学医学部附属病院・名大病院の建物が入るようにレンズをやや右に振りました。

 

 

噴水塔の上部を同じ場所から76mmで撮影しました。ISOを100にして1/30秒で水の動きを狙ってみました。

 

 

撮影ポイントの手前には噴水塔の説明書きがありました。1910年に造られたということです。

 

 

噴水の後方にある名古屋市公会堂の建物を南西側から撮りました。西の壁面には陽が当たっています。ここには昨年12月「大名古屋らくご祭」を見に行きました。出演落語家は林家木久扇・三遊亭好楽・桂米團治・桃月庵白酒の師匠方で、笑点メンバーの長老2人に、人間国宝の長男と一番弟子という豪華な顔ぶれでした。

 

 

公会堂入り口のアーチ型の太い柱に「名古屋市 公会堂」の銘鈑が埋め込まれています。

 

 

名古屋市公会堂の説明書きです。1930年の開館とありますので、築96年ですか!戦後、米軍に接収されたことが記されていますが、名古屋に今も残っている戦前の建物は、接収することを前提に米軍が空襲の対象から外したのでしょうか?

 

 

名古屋市公会堂の正面玄関を入って右側の掲示板に「虎に翼」のポスターが飾ってあります。

 

名古屋市公会堂の建物は文化庁が認めた「登録有形文化財」です。将来、重要文化財に昇格する日が来るのでしょうか?

 

 

名古屋市公会堂の玄関から105mmで撮った噴水塔です。新緑の木々をバックにすると、水しぶきが分かりやすくなりました。

 

 

最後に噴水塔を逆光の東側から105mmで撮りました。露出を0.3+補正し、ISOを100に抑えて1/50秒でシャッターを切りました。噴水の水が豊富に見えました。鶴舞公園は桜の名所としても知られていますが、私は、その季節には行ったことはありません。