3月15日の朝、ドジャースの大谷翔平選手が結婚相手とのツーショット写真を公表したニュースが日本列島を駆け巡りました。パドレスとの大リーグ開幕戦のため、ソウルに向かうヒコーキの前で撮った写真でした。バックに旅客機のエンジンが写っていました。濃いめのブルーに見えたので、ユナイテッド航空がまず浮かびました。ところが、大谷夫妻の両側に、水原一平通訳夫妻と、山本由伸投手と園田通訳の合計6人で撮影したカットが公開され、機体後部と垂直尾翼のデザインが違うことが判明!アトラスエアーのカラーと思われますが、貨物機のエアラインじゃなかったっけ?と半信半疑で調べると、旅客型のボーイング747-400を2機保有しているのですね。該当するフェニックスからインチョンに向かうアトラスエアーのフライトを、フライトレーダーで発見しました。同じデザインの貨物機を嘉手納で撮った記憶があり、探してみると2017年11月に撮っていました。嘉手納基地の管制塔前の誘導路をRWY05Rに向けて進むアトラスエアーのボーイング747-400Fです。

 

 

アトラスエアーのボーイング747-400FがRWY05Rに向かって西に進路を取っています。後方に米空軍のC-5スーパーギャラクシー輸送機が駐機しています。

 

 

嘉手納基地のRWY25Lの上を南に進むアトラスエアーのボーイング747-400Fの左奥に米空軍のE-4ナイトウォッチ空中指揮機が駐機しています。このときは、就任1年目のトランプ大統領がフィリピンを訪問中で、近くの嘉手納基地に待機していると思われます。また国防長官が外国を訪問する際は、原則としてE-4に搭乗するようですね。

 

 

嘉手納基地のRWY05Rから離陸したアトラスエアーのボーイング747-400Fです。遠くに見える高い煙突は、浦添市にある沖縄電力の火力発電所です。747-400はそもそも古い機体で、燃費も悪く多くの旅客エアラインでは退役が進んでいますが、アトラスエアーの旅客型747-400は、フライト回数がさほど多くないのかもしれません。定期エアラインの機体に比べ、シート配置の自由度も高いのでしょうね。大谷夫妻らが搭乗したシップのキャビンは、どのようになっていたのでしょうか?