このところ連日報道されている中古車販売大手「ビッグモーター」の悪事の数々!自ら車に傷を追加して、修理箇所を増やし保険会社へ不正請求するなど、器物損壊と保険金詐欺ではないですか?社員に対するパワハラなどブラック企業そのもの!さらに店舗前の街路樹を除草剤で枯らした疑惑まで露呈しています。7月28日には国土交通省の一斉立ち入り検査があり、損保会社へ金融庁が報告命令を出すことが決まりました。今後の展開に注目したいと思います。

今回あらためて街路樹が写った写真を探したところ、とても少なかったです。上の写真は今年の6月、函館市役所の東側のある駐車場から日銀函館支店を撮ったもので、画面右端の電柱の奥にある木が街路樹です。建物に近い木とツツジは日銀の物でしょうね。

 

 

こちらはJR旭川駅前の歩道の植え込みです。街路樹の一種ですよね。右の建物はイオンモールとJRインで、北海道のお菓子で有名な4社「六花亭」「柳月」「ロイズ」「石屋製菓」の直営店が全て出店しています。今年5月の撮影です。

 

 

東京浅草の吾妻橋からスカイツリーとアサヒビール本社ビルを絡めて撮りました。橋には、さすがに街路樹はありませんね。スカイツリーの根元に浅草の景観に合わせた交番、その左側に立派な街路樹があります。今年3月に撮影しました。

 

 

国内の街路樹の中でも特別な存在だと思われるのが、東京駅から皇居に通じる「行幸通り」です。銀杏並木が東京駅丸の内中央口の正面から、皇居前の内堀通に続いています。天皇陛下の東京駅往復と外国大使の信任状捧呈式の馬車列が通るとき以外は、車両通行止めということです。東京駅寄りの道の中央では結婚写真の撮影が行われていました。この街路樹を意図的に枯らしたら、現行法なら器物損壊でしょうが、戦前なら不敬罪に当たるかもしれませんね。2019年・令和元年5月の撮影です。

 

 

京都の国宝「東寺五重塔」を歩道橋の上から撮りました。堀の内側の樹木は全てお寺の木ですが、画面右端の歩道上の木は街路樹になります。2020年12月に撮影しました。

 

 

京都市バスの車内から撮った「京都芸術大学・旧 京都造形芸術大学」です。左右の大きな木は大学の敷地の樹木ですが、車道寄りの歩道にある小さな木は街路樹です。この建物は「科捜研の女」で洛北医大として登場しています。もっともメインのこの建物と大きな表札だけだと思うのです。風丘早月先生をこの建物をバックに見た記憶はありません。確信はないですが…

 

 

「科捜研の女」で京都府警本部として、建物の中や屋上でロケが行われていたのが「積水化学・京都研究所」です。東寺から南に15分ほど歩いた国道1号線沿いの西側にあります。敷地内には樹木や植込みが多く、屋上にもプランターに植物があることは、ドラマにもしばしば登場しています。画面左側の大きな木は積水化学のもので、画面左端の歩道にある木は街路樹になります。積水化学前の国道1号線の歩道には植込みや街路樹はありません。敷地内が美しく手入れされているので、必要ないか、かえって景観を損なうと判断したのではないのでしょうか?国道ですから国交省の現場責任者の裁量ですかね。気づいたのですが、函館の日銀前と京都芸術大学前以外は電柱が地中化されています。景観がスッキリしていますよね。

さて、28日夜のテレビニュースではビッグモーターが店舗前の街路樹や植込みを枯らせた責任を認め、原状復旧を進めると表明したと伝えられています。科捜研に調べられたら、たちどころに判明するので、自ら白状した形ですか?科捜研の存在が、自ら動かなくとも相手を観念させたと考えると痛快ですね。

この先どうなるのか?破綻するのか、どこかが手を差し伸べて乗っ取るのか、自主再建を成功させるのか?いずれにしても、ユーザーと従業員が泣き、創業家はぬくぬく逃げ切る構図は許されないと思います。