新潟空港を拠点にする新しい航空会社「トキエア」の長谷川社長が7月26日、記者会見し、初路線である新潟⇔札幌丘珠の就航時期を8月10日から8月下旬に延期することを発表しました。同時に運賃と運航ダイヤも発表されました。当初計画では2022年の就航を目指していましたが、今年の6月30日に延期され、さらに8月10日、そして8月下旬に変更されました。新規参入を目指す航空会社の就航遅れは珍しい事ではありませんが、お盆休みの多客期に間に合わなかったのは痛いと思います。4月9日から丘珠空港への飛行訓練が始まっていながら、小刻みに延期されていることは正直、心配です。写真は4月13日、丘珠空港RWY32に着陸直前のトキエアATR72-600です。

 

 

丘珠空港のRWY32のスレッシュショルド(滑走路端)に接近しているトキエアATR72-600機です。

 

 

札幌丘珠空港RWY32に着陸したトキエアATR42-600登録記号JA02QQです。就航後のダイヤでは夏ダイヤ期間中は、金土日月の週4日、1日2往復の運航、冬ダイヤに入ってからは毎日2往復の運航と発表されました。新潟⇔札幌間には、コンスタントにビジネス客がいると思いますが、その数は決して多くはないと思います。新潟の旅客が札幌に行く観光需要は多いと思いますが、その逆は少ないでしょうね。この路線の勝算は新潟の皆さんが、どれだけ丘珠に飛ぶかに掛かっていると思います。札幌市内に行くなら丘珠空港のアドバンテージがいかに大きいか!これを浸透させることがカギではないでしょうか?