1月11日、京都では泉涌寺に行く前に東本願寺と西本願寺に参拝しました。今回は四条烏丸のホテルに泊まりましたので、荷物をホテルに預けた後、四条駅で地下鉄・バス1日券を買って、京都駅に向かいました。地下鉄の京都駅から地下道が北に伸びていて、京都タワー、ヨドバシカメラを過ぎ、七条通の北側まで続いていました。地上に出ると、すぐに東本願寺の境内があります。灯篭の左側に「阿弥陀堂門・あみだどうもん」右奥に「御影堂門・ごえいどうもん」があり、塀と歩道の間には堀もあります。

 

 

堀の向こう側にアオサギが1羽、一本足でじっとしていました。

 

 

お堀のこちら側、烏丸通にある鎖の支柱には鳩が止まっていました。

 

 

境内の中央南側にある重要文化財「阿弥陀堂」です。ご本尊・阿弥陀如来を安置しています。拝観料は無料で、だれでも堂内で参拝が出来ますが、撮影は禁止されています。

 

 

阿弥陀堂の北側にある、ひときわ大きな建物が「御影堂」です。親鸞聖人の御真影(木像)を安置している世界最大級の木造建築です。東本願寺の正式名は「真宗本廟・しんしゅうほんびょう」で、真宗大谷派の本山です。現在の東本願寺の敷地は徳川家康が寄進したものだそうです。幕末の「禁門の変・きんもんのへん(蛤御門の変・はまぐりごもんのへん)」の戦火で焼失し、明治時代に再建されました。24mmの広角レンズでもっ正面からは屋根の端が切れてしまうほど、巨大な建物です。

 

 

東本願寺から西に進みますと堀川通沿いに西本願寺があります。今回は1日券で市バスに乗りましたが、十分に歩ける距離です。この日は「報恩講」の法要が行われており、重要文化財の阿弥陀堂門に3色の幕が飾られています。

 

 

浄土真宗本願寺派本願寺(西本願寺)の本堂、国宝の阿弥陀堂です。1760年に再建されています。堀川通に面した境内の土地は豊臣秀吉が寄進したとのことです。

 

 

西本願寺阿弥陀堂の内部です。正面に阿弥陀如来像がありますが、カメラの位置からはお顔が簾の陰に隠れています。参拝は時間内であれば自由にできます。

 

 

国宝の御影堂は1636年に再建されています。387年前の建物で平成に修復を行いました。1月18日から3月16日まで、音響・照明機材等の更新のため御影堂は閉鎖されています。

 

 

 

御影堂の内部です。正面に親鸞聖人の木像があります。西本願寺は拝観料を取らず、堂内の撮影も許されています。京都に数多くある国宝で、拝観料を取らず、建物内の撮影まで可能なのは西本願寺しか私は知りません。