テレビ朝日系の人気長寿ドラマ「科捜研の女」が木曜日20時から火曜日21時の枠に移ってSEASON22がスタートします。初回の10月18日(火)は2時間スペシャルで20時から放送されます。その予告編で「京都国際会館」がバックに映りました。この際、ぜひ行こうと10月14日の午前中は、宝ヶ池の「国立京都国際会館」を目指しました。市バスで「国際会館駅前」下車、外周の宝ヶ池公園から建物を写せるポイントがないか、探しました。手前に大きな木がありますが、特徴的な建物が現れました。

 

 

さらに進むと庭園ごしに、アネックスホールと、その右にプリンスホテルの一部が写りました。

 

 

その先には、西側から国際会館の本館が見える場所がありました。下から見上げるアングルですが、本館のほぼ全景を収めることができました。撮影地点の後ろ側に宝ヶ池があります。予告編30秒バージョンに出てきた国際会館は、手前に池がありましたので、池の西側でロケが行われたようですね。

 

 

宝ヶ池公園での撮影を切り上げ、地下鉄の国際会館駅に戻り、国際会館に向かう連絡通路を進みました。途中にある広告ディスプレイの中に、プリンスホテルを含めた全景の航空写真がありました。私が撮った本館の写真は説明書きの真ん中にある縦線の、すぐ上の遊歩道から撮影したことが判ります。「科捜研の女」では過去に国際会館の庭園などで、ロケが行われたシーンを記憶しています。

 

 

国立京都国際会館の正面玄関です。本館は1966年に開館していますので、東京五輪の2年後、大阪万博の4年前で築56年になります。丹下健三氏門下の大谷幸夫氏の設計で、大成建設が施工、2014年に大成建設による耐震改修工事を終えています。神社の神殿や合掌造りに通じる、台形と逆台形を組み合わせた構造は、そもそも地震に強いのでしょうね。会議場本館の耐震改修の工事費4億4500万円は驚くほど安く感じました。私が立命館大学の放送局(RBC)に在籍していた45年以上前、技術部のメンバーは、ここで国際会議があるときにアルバイトをしていました。同時通訳の音声を出席者のイヤホンに送り込む作業だと聞いています。

 

 

京都国際会館の正面玄関から正面の北側には「ザ プリンス 京都宝ヶ池」があります。村野藤吾氏の設計で、彼が設計したホテルで私が知っているのは「グランドプリンスホテル新高輪」と「ウェスティン都ホテル京都」の2軒です。国際会館の会議出席者には最も便利な高級ホテルですね。ただし地下鉄烏丸線の国際会館駅が近くにありますので、安くて便利な立地のビジネスホテルが中心部にたくさんあります。コスパはそちらの方が良いでしょうね。

 

 

京都国際会館は月に3日ほど設けられた見学可能日以外は、一般の人は館内に入れません。唯一レストラン・グリルで食事をする人はレストランには入れます。受付でゲストのプレートを付け、レストランのスタッフに迎えに来てもらうシステムです。写真は日替わりのランチでこの日のメインは「煮込みハンバーグ」でした。スープ(飲み干しました)サラダ、パン又はライスが付いて、税込み1200円でした。ずっしりとした味わいで、食べ応えがあり、コーヒーを付けて税込み1500円はリーズナブルに感じました。ただしレストランから外の景色は見えません。今度は庭園などを散策できる日に行ってみたいものです。