JALグループのプロペラ機をシートなど内装とともにご覧いただきましょう。沖縄が拠点の琉球エアコミューター・RACはDHC8-Q400CC(カーゴコンビ)を飛ばしています。標準74席のシートを50席にし、後部に貨物室を設けた特別仕様です。石垣空港RWY22に着陸しました。

 

 

 

 

RACのDHC8-Q400CCの内装です。737-800の国内線仕様と似せた革張りシートです。シートバックの幅は狭く感じますが、シートピッチはJALグループの国内線機材で、最もゆったりしていると思います。

 

 

鹿児島が拠点の日本エアコミューター・JACはATR42-600と、ATR72-600の2機種を運航しています。主力はATR42-600で48席、通常は客室乗務員1人で運航しています。ATR機は搭乗口が胴体後部にあります鹿児島空港の搭乗時にシャッターを切りました。

 

 

JACのATR42-600のシートです。シートピッチはJALグループ国内線の標準的なレベルにあると思います。

 

 

胴体延長型のATR72-600のJAC初号機で、ATR社にとって1500機目の機体になります。屋久島空港では内蔵ステアではなく、スロープで乗降しています。

 

 

JACのATR42-600・72-600のインテリアデザインは、イタリアの巨匠ジウジアーロ氏のデザインとされています。胴体がDHC8-Q400シリーズよりも太く、エンブラエル170・190シリーズと遜色ない横幅のゆとりを感じます。

 

 

JALグループの北海道エアシステム・HACもプロペラ機だけを運航しています。札幌丘珠空港を拠点に運航していますが、長年活躍してきたSAAB340Bは、後継機のATR42-600への移行が進み、11月中にも完全退役しそうですね。写真は丘珠空港のエプロンから出発したHACのATR42-600の2号機です。

 

 

丘珠空港に到着し、降機するときにHACのATR42-600の最後部から撮影したカットです。シートポケットにHACの機内冊子が挟まれています。キャビン前方のドアの向こうには、貨物室があり、更にその先にコックピットがあるのですね。最前方右側に、こちらを向いたシートが2席確認できます。ちなみにATR72-600には後ろ向きに座るシートはありません。ATR機では移動が少ない後部ドアに近い席から埋まるのでしょうか?