絵本専門士2人のユニット、sakaguraです。

働く大人にもぜひ絵本を届けたいと願い、活動をしています。

 

1ヶ月に一度の「絵本専門士リレートーク」音譜

個性豊かな絵本専門士のみなさんが、私たちからの「4つの質問」に答えてくれます。

 

5人目に登場いただくのは、2期(私たちの1つ先輩です!)の柴田香さん。

この素敵な笑顔…ラブ

大人の私でも、絵本を読んでもらいたいと思ってしまいます。

九州で二人目の絵本専門士として、講座に選書、執筆など精力的に活動されている様子をお伝えします。

 

 

1:プロフィール

 

柴田 香(しばた かおり)

 

絵本専門士2期。福岡県福岡市在住。大学卒業後、熊本の放送局にてリポーター・ディレクターとして活動。結婚を機に司書となり、公共図書館・大学図書館で経験を積む。現在はフリーランスとして絵本と読者をつなぐ「えほんディレクター」として活動中。

 

ブログ:ことのはLIBRARY

https://ameblo.jp/koueue/

フェイスブックページ:ことのはLIBRARY

https://www.facebook.com/kotono8/

 

活動地域:九州エリアを中心に全国で活動

お問合せメールアドレス:kaoriueue@gmail.com

 

2:4つの質問

 

① なぜ絵本専門士になろうと思ったのですか?

 

第二子出産後の専業主婦時代、福岡県立図書館に掲示してあったポスターをみて「絵本専門士」という資格を知りました。自分自身が「いま」子育てまっただなかの母親だからこそ、同じ視点で子育て中のパパやママたちへダイレクトに絵本の魅力を伝えることができるのではないか、と考えたのが受講のきっかけです。

 

当時九州では1人しか認定者がいなかったこともあり、「この学びを九州に持ち帰って伝えたい!」という強い思いがありました。3歳0歳の子ども達を実家義実家へ預けての東京へのスクーリングは思いのほか大変でしたが、それ以上の学びと志のある仲間とのつながりを得たことが何よりの財産です。

 

② 現在、どのような活動やお仕事をされていますか?

 

現在は、NPOふくおか子どものこころサポート研究所に所属し、臨床心理士の先生方とチームを組んで、主に福岡市内の未就学児とその保護者さん向けに定期的に講座を続けています。

 

 

併せて、保育士さんや読書ボランティアさんなど指導者向けのスキルアップ講座や選書の依頼、各種文章執筆も手掛けているところです。


 

③これからどのような活動をしていきたいですか?

 

今後は特定の分野に特化して強みを発揮していきたいです。絵本の中でもファーストブック、乳幼児向け赤ちゃん絵本が特に好きで興味があるので、その分野においてスペシャリストとなれるよう、経験と実績をかさねていきたいと思います。

また今期は認定絵本士養成講座のゲストスピーカーとしての活動もスタートするので、後進の指導にも引き続き携わっていきたいです。

 

 

個人的には絵本のテキストや児童文学に挑戦してみたいと思っています。

 

④ 「働く大人」にオススメの絵本を教えてください!

 

☆太陽と月 10人のアーティストによるインドの民族の物語/青木恵都訳, タムラ堂.

2017

https://www.tamura-do.com/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%A8%E6%9C%88/

 

10人のインドの先住民族のアーティストが、それぞれの民族に伝わる物語をもとに「太陽と月」を描いた絵本。南インドの小さな出版社・タラブックスでつくられており、紙漉き、シルクスクリーン印刷、製本とすべてハンドメイド。

頁をめくると、日々の仕事を丁寧にする大切さをあらためて教えられる気がします。日本語訳もうつくしく、こころがちょっとささくれだっているな、と感じたときにおすすめ。働く大人の方の書架にぜひ並べていただきたい1冊です。

 

 

sakaguraより…

小さいお子さんを二人預けて、九州まで講座に通われていたご苦労を知り、

感動してしまいました。

これからは乳幼児向けのファーストブックのスペシャリストに。

そして、働く大人に紹介していただいた絵本は、タラブックスの美しい「太陽と月」でした。(ほんとうに素晴らしい絵本ですよね…タラブックスの巡回展@福岡

http://artium.jp10/6まで!)

赤ちゃんから大人まで幅広い世代に、絵本の魅力を伝えることができる柴田さん、これからのご活躍が楽しみです。