絵本専門士2人のユニット、sakaguraです。働く大人にもぜひ絵本を届けたいと願い、活動をしています。

 

いよいよ始まりました(笑)絵本専門士のリレートーク!

個性豊かな絵本専門士のみなさんが、私たちからの「4つの質問」に答えてくれます。

記念すべき第1回、令和元年の6月は絵本専門士3期の高橋真生(たかはしまい)さんです😍

 

 

 

高橋真生さんのプロフィール

 

高校の国語科教員、公共図書館や学校図書館等の司書を経て、現在フリーランス。学習支援・読書支援を柱に、執筆を中心に、イベントやワークショップ等さまざまな活動を行っています。

特に力を入れているのは、「暮らしの中の学びの楽しみ」。絵本・図鑑・手紙・作文・自由研究などの「ことば」、日々のモチベーションにつながる子どもや季節の行事に関する「モノ」について、発信しています。

HP:https://maitaka84.com/

運営サイト:にこっと絵本 https://25ehon.com/

 

高橋真生さんに「4つの質問」

 

① なぜ絵本専門士になろうと思ったのですか

働きながら多くのお母さん・お父さんと関わる中で、絵本に悩んでいる人が多いことを実感したからです。「何を読めばいいのか」「どう読んだらいいのか」「自分の子どもは絵本が嫌いなようだ」― まじめな方ほど落ち込んでしまう姿に、ていねいに寄り添いたいと思いました。

体系的に学び直し、絵本の良さをきちんと伝えていくことを考え、受講しました。

 

② 現在、どのような活動やお仕事をされていますか?

元々、学校や図書館で勤務していたこともあり、学習支援や読書支援に関心があります。そこで、学ぶ楽しさをお伝えすべく、執筆を中心に、イベントやワークショップなどの活動をしています。主に、絵本をはじめとする読書(読み聞かせ)や学習、子育てに関することがテーマです。

また、絵本専門士の同期で、絵本の総合情報サイト「にこっと絵本」を運営しています。

 

にこっと絵本のマーク↓

 

3期だけでなく、他の期の方も寄稿くださっていて、選ぶジャンルや紹介する視点に幅が出てきました。私だけではできなかったことですから、皆さんのご協力に感謝しています。

読んでくださっているのは、主に子育て中の方ですが、保育士さんを目指している方、自分の悩みについて検索しているうちにたどりついた方などもいらっしゃいます。

絵本の楽しさ、絵本のある生活の豊かさを、しっかりと発信していきたいです。

 

③  これからどのような活動をしていきたいですか?

にこっと絵本」でも紹介を始めているのですが、ある具体的な場所が舞台になっている「ご当地絵本」を積極的に取り上げていきたいです。その土地が好きな人が絵本に興味を持ったり、逆に絵本をきっかけにその場所を好きになってくれたりしたらいいなと思っています。目標は、方言の絵本をその土地の人に読んでもらい、映像化すること。その土地のことばを話せる人に読んでもらうと、絵本がすごくイキイキします。方言の持つリズムや温度や湿度が生きた読み聞かせを、たくさんの人に聞いてほしいと思いました。

絵本を通して人と人とがつながっていく、そのきっかけになるとうれしいです。

 

④「働く大人」にオススメの絵本を教えてください!

ž   『どんどん どんどん』片山健、文研出版

どんどんどんどん歩いていく子どもが、圧倒されるほど力強い。何かに迷っているとき、前に進みたいのに勇気がなくて動けないときに、一歩踏み出す力をくれる絵本です。

 

ž   『ミリーのすてきなぼうし』きたむらさとし、BL出版

ミリーの豊かな想像力が楽しい絵本ですが、なんといってもぼうしやさんが素晴らしい! 私の中で絵本界の素敵店員No.1です。接客という面だけでなく、こんなふうに人と向き合えたらいいなと思います。

 

sakaguraより…

まじめな方ほど落ち込んでしまう姿に丁寧に寄り添いたい…その優しさが伝わってくる素敵な文章を、ありがとうございました☺️

「ご当地絵本」の映像化!!期待がふくらみます。

真生さんおすすめの絵本、私も大好きです。

ぜひ手に取ってみてくださいね。

 

さて、真生さんは誰にバトンを渡したのでしょうか?

次回もお楽しみに!