マニアックな話になりますが、インド占星術にブリグと呼ばれる分野があります。

その全容は謎に包まれており、日本でこれを操っている人はおそらくいないかと思います。

パラシャラ・システムのように系統だっているわけではなくて、かのディープラーニングによって導き出されたかのような、唐突なピンポイントで当てていく方法です。「〇〇座の〇度に土星がある人は、〇歳で死ぬ。」みたいな感じです。記憶さえよければ、誰でもズバズバと未来が予言てきてしまいます。占星術を商売にしている人にはすごく魅力的に見えるでしょう。

でも、怖いのは、これは黒魔術と関係しているとも言われているのです。

悪魔を召喚し、魂と引き換えに得られた知識というわけです。ブリグに精通したと思われる、サクセナーという占星術家は、占星術の技術は群を抜いて秀でていましたが、醜悪で惨めで短命な人生をおくりました。彼は、その知識を自分のみにとどめ、世に広めようとはしませんでした。

一部の熱心な研究家のグループが、この封印を解いて復活させようとしているようです。同志である彼らが、パンドラの箱を開け、地獄に落ちないことを祈るばかりです。