「占星術的には、何のとりえもないない人なんて、ありえないのです。」インド占星術家である村上幹智雄(ミチユウ)氏の言葉です。配置が異なるだけで、すべての人のホロスコープには平等に同じだけの惑星が存在しています。ポジション的に有利な位置にないということはあります。ただ、不利な位置にある惑星であっても、使いようで結構頑張ってくれるものです。要は、ネガティブに考えず、持っているものを冷静になって考えるという姿勢が大切です。タロットカードの「カップの5」のカードを見たことがありますか?

こんなカードです。

 

 

彼(彼女)は、自分が失ったものを嘆くあまり、残っているものに意識が向いていません。

ネガティブになりそうなとき、このカードを思い出して、自分の周り全体を見渡してみてはいかがでしょうか。

 

同じように、オールラウンドプレーヤーといわれる人たちは、確かに多才かもしれませんが、占星術的に考えれば、決して何でもできているとは見ません。あたかもできるかのように見せている、あるいは、できないことを何らかの方法でカバーしているのではないでしょうか。

取り柄がないと思っている人は自分を卑下する必要はまったくないのです。

 

そして、オールラウンドプレーヤーと言われる人に忠告したいのは、「口八丁手八丁」というたとえもありますが、得てして、器用貧乏になりやすいということです。これまた、タロットですが、カップの7を見てください。

 

 

この人は、選択肢がありすぎるが故に、逆に何も手にできず、固まってしまっています。

人生は短いのです。早めに捨てるべきは捨て、自分が進むべき道を見つけ歩き始めることをお勧めします。