先日、

斎藤一人さんの本を読んでいたら

興味をひく記述がありました。

 

● 斎藤一人/著

  令和の成功

 

 

P137~P138


童話の「ウサギとカメ」を
知っているかい?


ウサギとカメがかけっこで
勝負するんだけど、


ウサギが「カメに負けるわけがない」と
油断して居眠りをしている間に、
カメが追い抜いちゃうっていう話。


この物語の一般的な解釈は、
「どんなに力を持っている人でも、
 過信や油断で足元を
 すくわれることがある」 とか


「能力が低くても、
 真面目に歩みを進めることで
 勝者になれる」
 
っていう教訓だよね。




だけど、

一人さんの考えは違います。
 

カメはウサギと「かけっこ」で
勝負をしちゃいけないの。




自分が得意な、

泳ぎに持ち込まなきゃ
ダメだったんだよって。


この物語では
奇跡的にカメが勝ったけれど、


そんなことは
現実にはありえません。


カメは「泳ぎで」で
勝負しなきゃいけないんだ。




何でもそうなの。
自分が勝てそうなジャンルでしか
戦っちゃいけない。

    

 

特に日本では、
苦手なことを頑張ることで
成長すると思っている人が
とても多いようです。



そして、
できてない所を見つけて 
ダメ出しをして、
何クソの精神で頑張ることが
素晴らしいとされる
風潮があります。



また、 
自己否定をすることで
成長して立派な人間になれると  
思う人も多く存在します。



確かに昔は

多様な価値観は認められず、
学校教育でも協調性が
重視されたので、
苦手なことがあっても
克服することが一般的でした。




ウサギとカメの話のように

走る能力が無いカメでも
走らざる得ない状況が

多くありました。

 

しかし、
今は 昔とは状況が違います。



世の中の価値観もニーズも
多様化し細分化されているので
より付加価値のあるサービスが
求められてきています。




付加価値のあるサービスに
対応していくには、
苦手なことを極力減らして
得意なことをすることが
重要となります。




苦手なことで頑張って
成果をあげることが

できたとしても
長期的には苦しくて続きません。



我慢して頑張ったとしても
苦手なことを避けて
うまく立ち回っているひとを
見ると許せなくなります。




悪口が多くなり、
周りにも自分にも厳しく
不機嫌になる機会が増えます。



その結果、
周りの雰囲気を悪くした挙句
空回りしていいことは

ありません。 



その一方で、
自分の苦手なことを理解した上で
得意なこと中心に仕事を

している人もいます。
 

 

 

笑顔で穏やかで、
抜けているところもありますが
いつも周りに助けられ、
感謝されながら生きています。



そして、 
うまく物事が進むことが多くなり、
自分の良さを発揮できる機会も
多く訪れるようになります。





苦手なことを克復することが
素晴らしいと思っていると、
得意なことに費やす時間が
無くなります。




これからは
苦手なことやできないことに 
費やす時間を減らして、
自分が勝てそうなジャンルで
頑張りましょう。



ジャンルが無いならば
自分で新たなジャンルを
作りましょう。



苦手なことを減らしていけば、
幸せを感じる時間も
増えるはずです。



最後まで読んでいただき
ありがとうございます♪