昨日7/20は幼児3名、小学生1名、大人3名の練習参加者と、6名のギャラリー(父兄と弟妹)の計13名で第6回稽古を実施した。


【気づきの点】

・4歳児と小学1年が全く集中できない。これまでにモップ掛け、腹筋背筋、ミット打ち、ほふく前進レースと策を講じてきたが、どれも持続するのは約5分。今後もしばらくは新たな策を考えることが毎週の宿題になりそうだ。


・グループLINEを作成したので、会員の連絡が取りやすくなった。毎週印刷してきた「拳友会だより」もスマホ媒体に移行したい。


・練習を終えて帰宅するのは19時半頃。そこから2人分の洗濯・風呂・食事の準備から片付けまでが完了するのは23時頃、土曜夜の効率的な家事も課題である。



【今回の話題  キーワードでたどる空手道の歴史(前半)】

この機会に、自分が携わってきた現在の空手が、どのように成り立ったのか、2回に分けておさらいしていきたい。

引用文献:香川政夫「基本を極める!空手道実戦トレーニング」永岡書店  …該当ページ写真添付


①手(ティー)

室町時代(約600年前)、中国から沖縄(琉球王国)に武術が伝わり、その後、沖縄で独自に発展して手となる。当時は禁武政策のため、秘密裏に修行。

ちなみに、手には那覇手、泊手、首里手などがあり、我々がやっている沖縄少林寺流のルーツは首里手。


②唐手(トゥーティー)

江戸時代の終わり(約200年前)に佐久川寛賀(さくがわかんが)が中国へ渡り、持ち帰った新たな中国武術を融合して唐手が誕生。


③糸洲安恒(いとすあんこう)

明治時代(約120年前)、ピンアンの形(もうすぐ習います!)などを作る。秘伝の武術から沖縄の学校教育へ。



次回の話題空手道の歴史(後半)

・沖縄から本土、そして世界へ

・武術からスポーツへ




5月25日に本牧地区センターでスタートした練習も、昨日で6回目!

参加してくれている皆さん、そして練習をサポートしてくれている妻に感謝です。


練習は筋トレに匍匐前進と、体に負荷をかけるメニュー。小学生&幼児3人組を中心に奮闘してくれました!



さて、私は最近、話題になっている「しょぼい自己啓発シリーズ」の本を5冊読んでみた。



これらの本に書いてあったマインドを、私自身、そして我が道場の指導・運営方針に当てはめてみるとこんな感じです。


①中途半端な奴が中途半端なまま居られる場を創る

私が子供の頃(幼稚〜中学校)はとにかく自分に自信が持てず皆と交わるのが怖くてよく脱走していた。運動が苦手で体育のサッカーやドッジボールでは足手まとい、勉強はそれなりに出来たものの、トップと言えるほどではなかった。そんな中途半端であった自分を、初めてありのまま受け入れてくれたのが空手道場だった。

他人と比べるのではなく、毎週日曜日に練習に行くごとに先週より今週、今週より来週と一歩一歩自分にできることを増やしていく指導を受け、少しずつながらも上達していった。そして高校生に入った年に初段を取ることができ、初めて自分に自信が持てるようになった。

それから現在まで、後輩の指導を任せられるようになり、最初の頃に教えてい後輩たちが当時の自分の年齢を超えて立派な成人になった姿を目の当たりにした時には強く感動したものだった。

ここ本牧でも、中途半端な連中が自分に自信を持てるようになる活動をしていきたい。


生活の資本化

空手家にとって練習は生活の一部のようなもの。

公民館の部屋を確保して練習するならば、自分1人だけでなく、メンバーを集めて練習した方がより多くの人にとって有意義な時間&場になる。

そして実際に活動を始めてからは、集まって来る人がいることが自分自身を怠けさせない抑止力になっている。

自分だけ(あるいは妻と2人だけ)の練習ならば、「今日は止めとこう」となってしまう日もあるかもしれないが、毎週同じ時間に人が集まって来るので、その時間には道場を開けておかないといけないと思うことで、毎週必ず練習に行けている。


③地元の名士

ここ本牧は横浜の中心部にありながら、交通の便が悪く、過疎地と似た要素がある。さらに、多動力を発揮できない幼児や老人も少なくないので、彼ら彼女らに生きがいを提供する活動に需要があることは間違いない。



今後の意気込み↓

本牧に「しょぼい道場」を根付かせ、本牧の名士を目指す!



宣伝ではないですが、しょぼい自己啓発シリーズ、興味があればご一読を!

当会も5月25日に練習を始動して1ヶ月が経過した。
これまでに6組の親子(孫)、20名以上の参加と大盛況、練習に参加してくれている皆さんには感謝しかない。ありがとうございます!

日々練習に励む皆さんに、空手の背景にある知識・考え方を知ってもらうため(それ以上に中の人自身の勉強のため)に、関連する話題を随時投稿していきたい。


さて、第1回の今日は、空手の道を極める上で欠かせない、家(外でも構わない)での練習についての例え話を1つ。

【タイタニック号沈没事故※】
この写真↓で、タイタニック号が船体より小さく見える氷山に衝突して沈没したのは何故か?



正解は海面の下に巨大な氷の塊が隠れていたから。

この海中の氷塊こそが家での練習にあたる。
見えない所での頑張りは裏切らない!
中の人も精進せねば…


※詳細はWikipediaを参照されたい