口の中のケガもさまざまな種類がありますが、ここでは大きく三つに分けてみました。

 

軽度の口のケガ

これは、痛みや出血がそれほど強くない程度の口のケガで、唇や歯肉がきれる場合や、歯の動揺(歯が少しグラつく)などがあげられます。

軽度のケガで問題になるのは、治療に行かない選手が多いことかもしれません。

 

中等度の口のケガ

これは、歯の破折(折れてしまう)や縫合が必要な軟組織の損傷などを言い、もっとも多い口のケガと言えます。

特に歯の破折などは皮膚などのケガとは違い自然に治療回復することはないので、必ず治療に行ってください。

 

重度の口のケガ

これは、(食べる事)に影響してしまうような口のケガです。

まず、あげられるのが顎の骨折です。出血のない場合、外観からは分からないことがあります。軽い事故でも、噛み合わせがおかしいと感じたら、顎の骨折を疑った方がいいかもしれません。それ以外にも顎の関節や筋肉を痛めている場合があります。

これらの症状を見逃さずに、長く競技を続けていけるように治療に行くとともに、スポーツマウスガードを着用しましょう。