チャレンジ富士五湖報告(出会い編) | Smile-Days

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走り編で少し書きましたが、
初めて会ったランナーとご一緒する機会がありました。
非常に印象に残る出会いだったので、別に書きます。


一人は10km過ぎ。
ランニング仲間と並走し、信号待ちで止まっていた時の事。
(この大会は交通規制を行なわず、歩道を走ってます。)
「一緒に走ってもいいですか?」と声をかけてきたお姉さま。

一人で宇都宮からウルトラ初参加というこの方。
フルマラソンのスピード強化の一環で長い距離を・・・だそうで。
(話しを聞いていて、何かすごいな・・・なんて思いつつ。)
わずか2km程でしたが、なかなか楽しい時間だった。


もう一人は69km過ぎ地獄の上りを歩いている時。
私が「きつい・・・」とつぶやいた時に隣にいた男性。
多分同年代か少し上の方。
「きついですよね~」と返してきて、そこから会話が。
こちらもウルトラ初参加。伊勢原って言ってたかな。

「9時間切れますかね~」
「このままいけば大丈夫じゃないですか」
「せっかくのご縁なんで一緒にゴールしませんか?」
「一緒に9時間切りたいですね!」
なんて話をしながら、地獄の上りを完歩。
その後は平坦から下りへ。

ただ、その方はこの時既に両ふくらはぎと太ももが
攣っていたそうでとても苦しそう・・・。
それでも走ろうとしてた。
しかし、足が思うように進まず・・・。

残り1.5km地点で、9時間まであと11分。
正直言えば、状況からみて厳しい時間。
そんな時に相手から「先行ってください。」と。
上りを歩いたおかげで、私は余裕が出来て
一人で先に行けば9時間切りは楽勝だけど、
やっぱり一人で先には行けない。

「一緒にゴールしましょう」と私から誘ったし、
話をしていて、その方がとても良い人だったから
やっぱり9時間切りを諦めて欲しくなかったし、
このまま先に行っていたら自分も後悔するし、
たとえ9時間切れなくても一緒に走りたいと思った。

「大丈夫、行けますよ!」
「気持ちが大事です!!」
声かけながら一緒に走りました。
相手も足の痛みをこらえて、スピードの出る下りを
懸命に走ってた。

そして、ゴールの競技場・・・。
二人で手をつないでゴール!9時間を切って!!

すごく嬉しかった!その方と抱き合ってた。
相手は泣いてた。何とも言えない達成感。
相手の頑張りが実って、9時間切れた事がとにかく嬉しかった!
自分の事は二の次になってた。
今まで色んな大会に出てきたけれど、
これ程、感動したゴールはなかった!!

自分とまわりの為に走りたい。そう感じた大会だった。
これだから、走るのはやめられない・・・。(笑)