【バイルーン陣地・雑貨屋前】

ソラフ「えーと・・・えーと・・・。」

 

チャト「もぅ、九九くらい言えるようにならないと!」

 

ソラフ「うーん・・・5の段までは言えるんだけどな~。」

 

チャト「そんなんじゃ、悪い商人に騙されちゃうよ。」

 

ソラフ「ま、まだ8歳だし・・・いいじゃないか~。」

 

チャト「ローイは、7歳の時には完璧に言えてたけどな~。」(≡д≡。)ボソッ...

 

ソラフ「うっ、うわぁ~ん。」ε=ε=ε=┌( ;゚д゚)┘

 

チャト「あらら。ちょっといじめすぎたかな?」

 

 

【バイルーンの街】

ソラフ「ぐすん。なにもあそこまで言わなくたっていいじゃないか。」

 

ソラフ「あれっ?」......((((*。_。)_ ヒロッ

 

ソラフ「これは・・・メガネ?」

 

ソラフ「なんだろう?掛けてみようかな?」

 

ソラフ「うん?うっ、うわーーー!!!」

 

・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・

・・・

 

ソラフ「って、そんな大袈裟なことは無いか。でも、なんだか頭が良くなった気がするぞ!」

 

ソラフ「よし!もう一度九九を練習してみよう。」

 

ろくいちがろく、ろくにじゅうに、ろくさん・・・・・・・・・・くはしちじゅうに、くくはちじゅういち!・・・?!?!

 

ソラフ「い、言えた・・・。やったーーー!これでもうチャトさんには何も言わせないぞ!早速バイルーン陣地に行こう。」

 

 

【バイルーン陣地・雑貨屋前】

ソラフ「チャトさーん。」

 

チャト「あら?どうしたの?」

 

ソラフ「僕、もう九九言えるようになったよ!」

 

チャト「ふ~ん。じゃ、言ってみなさいよ。」

 

ろくいちがろく、ろくにじゅうに、ろくさnバシッッ!!

 

ソラフ「ああ!!」

 

チャト「ふふふ。このメガネのおかげで言えてるのは分かってるのよ。」

 

ソラフ「・・・また一から覚えてくるよ・・・。」

 

チャト「・・・もう一度6×3から言ってみな。」

 

ソラフ「え?でも、そのメガネがないと・・・。」

 

チャト「いいから。」

 

ろくさんじゅうはち、ろくしにじゅうし、ろくごs・・・?!

 

チャト「ね?言えてるでしょ。」

 

ソラフ「そんな!な、なんで?」

 

チャト「さ~ね?もしかしたらソフィス様が見かねて助けてくれたのかもね。」

 

ソラフ「そっ、か・・・。いつかソフィス様に会えたらお礼を言わなきゃ。」

 

チャト「うん。ソフィス様はいつでもパルルを見てくださっているわよ。感謝しときなさい。」

 

ソラフ「うん。メガネは元々あった場所に戻してくる!」

 

チャト「うん。行っておいで。」ノ

 

ソラフ「行ってきます。」ノ

 

ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o ブーン

 

チャト「行っちゃったか。・・・・・・・・・・私もメガネ欲しい!!!」

 

 

 

読んでくれてありがとう(人''▽`)ありがとう☆