昨日の記事の続きです。
土曜日、季節外れのポカポカ陽気に居ても立っても居られず、
信州ドライブに出かけた私たち夫婦です。
あんな景色…
こんな景色を楽しみつつ…
諏訪湖まで来たワケですが…
ここからが、本日のお話し!
諏訪湖畔でひと際目立つこの建物。
ここは裏側…
こちらは側面…
それではご紹介致しましょう!
なにやら伝統ある大学のような立派な建物。
歴史と伝統、風格・格式…いろいろな言葉が頭を過ぎりますが…
この建物、大学でも学術会館でもない…のです。
誰でも気軽に利用出来る日帰り入浴の施設なんです!
片倉館「千人風呂」
驚きませんか!
国の重要指定文化財に指定されているのです。
1928年(昭和三年)、絹産業で財を成した片倉財閥。
その二代当主・兼太郎社長が地域住民のための施設
として建設提供したもの。
その目的は、温泉・社交・娯楽・文化向上…。
「今だけ金だけ自分だけ」の昨今の政治屋や似非実業家には
絶対に出来ない芸当…
昔の御大尽は志・教養・漢気・浪漫…etc、全てに桁違い!
今でも、誰でも入浴料850円で気軽に入れる千人風呂なんです。
千人風呂とは言っても、実際は100人位が同時に入浴できる程ではありますが…
それでも素晴らしく大きい大理石造りの浴槽。
大浴場は男女とも同一のデザイン、広さも同じ。
昭和の初期に、この男女平等感覚!
この施設、洋風建築ではありますが…
型に嵌まっていない…
ゴシックリバイバル?ロマンティックリバイバル?…と言った感じの建築。
独特な美を感じました。
皆様も、諏訪湖に来ることがありましたら是非お訪ねすることをお勧めします。
この扉の向こうで、上諏訪の名湯と大正昭和の浪漫に浸れることでしょう。
おっと、すぐ近くには諏訪市美術館もありますよ。
私が信州大好きで、毎年何度も訪れている理由の一つには、
その風光明媚な景色に加え、このような伝統ある素晴らしい
建築物が多く残されている、その文化度の高さにあるのかも…
民度の高さに裏付けられた…
その地の高い文化度…
うらやましいなあ~🎵