2017年 3月09日
今日はとうとうこの旅最後の日です。いい旅でした。
16時過ぎの便なので、ルワンダ最後の観光をします。
ホテルで豪華朝食を食べました。朝食食べている時にヨーロッパから着いたばかりの方と話ましたが、次はブルンジに抜けるから情勢が心配と言っていました。いつか僕も行きたいものです。
荷物を宿に預け、まずはキガリ虐殺記念館に向かうことにします。地図上では大したことないと思ったのですが、そこは丘の国、かつ途中大きな敷地のアメリカ大使館が有り、大きく迂回したことから50分ぐらいかかりました・・・ですが歩くから見える人たちの表情や景色など面白かったです。
キガリ虐殺記念館に到着。最初建物入り口をわからず、アーカイブに行ってしまいましたが、スタッフが親切に教えてくれました。
受付を終えるとまずはビデオを見ます。このビデオのクオリチィーがものすごく高い。とてもよく出来ています。特に当時被害を受けていた方の生の声がものすごく考えさせられ「昨日まで隣人だった人が、突然家族を殺しにきたの・・・」というコメントとその表情が忘れられません。
若干目を赤くして、その後は案内されて展示館に移動します。建物内はとても立派な展示で、大統領機墜落から始まる虐殺の時系列、被害者のお遺骨や衣装、写真などが展示されています。
虐殺が行われた時の武器は銃などよりは、普通に生活で使われたなたなどです。また被害者の小さい子のプロフィールには何が好きだったたかも書いていたり、性犯罪の横行はそれ以上に民族を絶やす目的であったなどの解説があり、「ルワンダは死んだ」の表記が。
心に刺さりました。
そして展示室の一つでもビデオが見られるのですが、当時家族を殺された方へのインタビューで
「今では彼らを許せますか?」という問いに
「もちろん。許せるわけないだろ」初老の男性が答えていました。
こういう正直な気持ちもちゃんと展示しているところなどもさすがでした。
展示後半には人類が今まで行った虐殺の展示もあり、恥ずかしながら知らない虐殺もありました。
色んなものが文字通り風化しない前にコソボにも早く行かなければ・・・
記念館から今度はバイクタクシーでキガリ中心部の郵便局へ。絵葉書を投函後、商店が立ち並ぶ通りを歩きお土産などを物色、通りの人通りはとても賑やかでした。
最後の観光として昨日外から見たものの、ミランダホテルの中に行ってみることにしました。映画ホテル ルワンダに影響されたというのもありますが、現地の方々は当時の支配人のことはあまり良くは思っていないとか・・・
ホテルの中はさすが高級ホテル。設備、清掃、サービスが行き届いています。中庭にあるプールサイドでアフリカンティーをオーダー。ザッツ外人をしてしまいました。ホテル内部には虐殺時の写真とか展示しているかと思いましたが、それを含め当時の面影は全くありませんでした。
ホテルから少し下ったところでバイクタクシーを捕まえ宿に戻り、荷物をピックアップしてバイクタクシーで空港に向かいます。 大きな荷物を持ってのバイクタクシーですが、もう慣れました。
空港内にはバイクタクシーが入れないようで、空港ゲート前で降りて空港へ。 ターミナルに入る時点で航空会社別に搭乗予定者名簿での確認がありました。
全ての手続きが終わり出国手続きが終わった時、自然と「あなたお国すばらしいね。とても良かったよ」と女性検査官に言うと、にっこりして「Welcome back!」と言ってくれました。
帰りもエンテベ、ドーハ経由のカタール航空です。定刻に出発しました。
機内からアフリカの大地を堪能しながら、エンテベで日が暮れました。
ドーハのアプローチではきれいな夜景を堪能しドーハで今回二回目の乗換。
ドーハから成田はなぜか南寄りのルートのインドやミャンマー上空経由と遠回り。ヒマラヤや天山上空が揺れていたのかな?
成田には定刻に到着。
色々勉強になり、充実した旅でした。
宿のレストラン。朝食もここです。きれいでメニューも豊富でした。
キガリ虐殺記念館途中の道端の花。朝顔の一種でしょうか?綺麗でした。
コーヒー豆で最近伸びている国です。ショップもオシャレ。
キガリの裏道を歩いて虐殺記念館に。
さすが千の丘を持つ国の首都です。丘の都市という感じです。
キガリ虐殺記念館に到着。建物入り口はこのゲートをくぐった後、左になります。
記念館受付。まずはここで受付後、虐殺の解説ビデオを観ることになります。
普通の生活道具が武器になった恐ろしさ。
今からは想像出来ない当時の状況が解説されます。
ルワンダは死んだ。よくここまで復興したものです。
被害者の方の顔写真が無数にあります。
小さい子供も例外ではなかったのです。
悲劇はここだけではありません。皆が努力しないといつまでも繰り返されるのですね。コソボにも早く行かないと。
キガリ中心部。わかりやすいお店!!
バイクタクシーは重要な市民の足です。
ミランダホテル正面です。
駐車場の隅にポツンと虐殺の記念碑がありました。
堂々とした高級ホテルです。
中庭はプールが。
アフリカンティー(紅茶にジンジャーを混ぜたもの)をいただきました。美味しかったー。
ホテルのレセプション。
当時は逃げてきた人で溢れていたのでしょうか?その面影は全くありません。
道沿いにあったレストランの看板。次回来たらゴリラツアーもいいかな。だけど高いんだよなー(^_^.)
共同運航便なんですね。
まずはエンデベ経由でドーハへ。
機材はA320でした。
機内はこんな感じ。
さよなら ルワンダ。また来たいです。
エンデベまでのミール。
ウガンダ南西部の湖地域
エンデベの離陸する頃日が沈みました。
エンデバードーハ間のミールです。
ドーハアプローチ中の夜景。何かレース場か何かでしょうか?
ドーハの夜景きれいでした。
さあ長かった今回の旅最後のフライト。成田行き806便です。
夜中のドーハを出発。
スタジアムデモビデオ。放送席からです。
ドーハー成田での機内食。
見てくださりありがとうございました。
2017年 3月09日