採用前調査の難しさを改めて実感 | 人材採用調査担当の調査員の呟き

人材採用調査担当の調査員の呟き

調査会社の株式会社中央情報センターで人材採用調査(人事調査・雇用前調査・リファレンスチェック・バックグラウンドチェック)などを担当する調査員のブログです。

 今年も12月になりました。昨年の今頃はどのような事をしていたのかと、当社中央情報センターの公式ブログの記録を見ますと(あたりまえなの事ですが)、いつもと変わらず調査をしておりました。

そしてブログにはLGBTの方の採用前調査が難航しました、との内容のブログがありました。

それはある男性の調査でしたが、過去の職場ではどこにも在籍をしておらず、経歴を詐称しているのかと思われました。


 直近の職場で確認を行ったところ、対応者は対象の事を「彼女」と呼んだ事から、前職場在籍時に手術で男性となり、それに事に伴い名も変えた事が判明し、職場では良好な評を得ていた事もわかりました。
 改めて過去の職場に女性時代の氏名で確認を行ったところ、在籍事実も確認ができ、問題のない方だとわかり、調査依頼をされた企業の方も喜んでおられました。

 また調査に協力をしてくれた企業の方は、対象者の事を性別ではなく、人柄や職能で判断をしていた事に好感を感じましたし、本来そうあるべきだと思いす。

 

 この案件の後も同様の調査もありましたが、依頼主と対象者にとって、不本意な報告にはなりませんでした。思い込みで調査を進めると、あらぬ結果を招く事なりかねません。これからは、同様の調査が増えるかもしれないので、先入観なしで調査を進める事の大切さを感じる年末です。

 

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