この1、2年は昔の友人や親せきと食事をする機会が減りましたが、
以前はそういった席で、職業を聞かれると少々返事に困る事がありました。
「調査員です」と答えると「?」と言う顔をされる事が多いからです。
だからと言って「会社員」と答えるのは、職業に対する問いの返事ではありませんし、話が広がりません。
そこで、私は「リサーチ業」と答える様にしています。
「調査員」と答えると、映画好きの人などは「自分の事がどれだけ判るのか、誰の仕事を請け負ったのか」と必要以上に質問を繰り返し、自分の想像の話から離してくれないかったりします。
もし実際にミッションインポッシブルの様な事をしていれば、それは「調査員」では無く「工作員」です。
フィクション好きな人には、混同をしている方が意外に多いのです。
世の中には「調査員」と言う言葉にカリスマを感じる人もいれば、「?」を感じる人もいます。
実は調査は日ごろの生活の中に普通に存在しています。
例えば、テレビの視聴率を調べるのも、街頭アンケートも、調査の一種です。
私の場合は、職歴や退職理由等の確認(バックグラウンドチェック、採用調査)が主な仕事です。
誰でも出来ると言う事ではありませんが、特殊な事でもありません。
「リサーチ業」と言えば「少し変わった事を扱われていますね」程度へと「?」度は下降し、
大多数の方が業務内容を受け入れやすくなるようです。
実際に私が行う業務は、中途採用前の職歴や経歴のリサーチです。
つまり前職での、トラブルの有無や職能、人物像をリサーチしている訳です。
誤解も多く、ストレスがたまる仕事ですが、
調査をすればするほど「調べる」と言う事の大事さを日々感じます。
フィクション好きな人には、申し訳ありませんが、
私はスパイヒーローではなく、ノンフィクションの世界で健全に活動している仕事人です。
調査会社の株式会社中央情報センター 公式HP https://tyousa.co.jp/