マイペース肯定論 | マイペースのススメ

マイペース肯定論

道幅の狭い道路を飛ばしている車を見て、
教習所で習ったトリビアを思い出した。


車線変更を繰り返して急いでも、制限速度どおり
進んだ車との差はさほどない。リスクの方が大きい。


免許持ってる人なら、誰でも聞いたことがあると
思うが、こんなのをふと思い出した。


よく考えるとこれは人生でも同じことが言えそうだ。


他人よりも早くゴールに着こうと思って急いでも、
車が赤信号でつかまるのとと同じように、人生も
止まらざるを得ないトラブルがあったり、
車がオーバーヒートするのと同じように、人も体調を
崩してしまう。その結果、結局、マイペースで進んで
いる人に追いつかれたりする。


逆に、車を車庫に入れたまま、使ってないと錆びてきて、
動けなくなったりするのと同じように、人も前に少しずつ
でも進んでいなければ、いつになってもゴールに
到着できない。


この辺りのスピードのバランスが絶妙で人生と似てるなぁと。


ただ、とにかく今は世界的に、みんな急ぎすぎだ。
周りがビュンビュン飛ばしてるから、俺も飛ばさないと
置いていかれると思ってしまい、競争に参加してしまう。
その結果なのか分からないが、オーバーヒートしてしまい
うつ病や心の病にかかってしまう人が続出している。


もちろん、スピードを出してゴールに一直線に進むことが、
幸せだという人もたくさんいるし、全然間違っていないと思う。
けど、他に目指すべきゴールがある人もたくさんいると思う。
置いていかれないようにしようと必死になってゴールを
見失っている人がたくさんいる。


その時々の目標に合わせて、マイペースで、時には道路の脇に
咲いている花にもいちいち感動したりしながら進む。
そうやっていろいろな価値観を持って、世界中のみんなが
道路に出れば、もうちょっと過ごしやすい街になるのになぁと、
思った。