点ではなく、面や線を見る。 | マイペースのススメ

点ではなく、面や線を見る。

今週の日曜日は選挙。
というわけで、一度考えをまとめた方が
良いと思い、ネットでいろいろと情報収集。



当たり前の事だが、同じ物事を見ても見方に
よっていろいろな解釈の仕方があり、一概に
どれが間違っている、合っているっていえない
のが、なかなか政治の難しいところ。



最近、こういう選挙があるときに心がけようと
思うことがある。



点ではなく、面や線を見て判断する。
ってこと。



よく「この選挙の争点は○○だ。」という言葉を
耳にする。数年前の小泉さん時代の「郵政
民営化を良しと思うか否か?」のようなやつね。
最近だと「年金問題」かな。



要するに、ポイントを絞ってそれに対してどう
感じるかで最終的に投票になるってこと。



でも、ちょっと待って。
それって確かに分かりやすいけどええん?
って思うのです。



政治って一つの事柄だけでなくって、いろいろな
要素が重なって最終的に日本としての国策に
なるのに、そんなに簡単に絞れるわけがない。



ちょっと極端だけど、企業で例えるなら、社長候補が
「僕はこの会社を良くするためには、販売方法を
直販ではなく、代理店営業にします!それに賛成
なら僕を社長に推薦して下さい。」って言っている
ようなものだ。



いやいや企業戦略は販売方法だけじゃなく、人事
制度や仕組み、商品企画のこととかいろいろTOTALで
判断して考えないと本当に良いかどうかは分からない。



選挙に話を戻すと、つまり争点を絞ることは、参考材料
にはなるが、決定材料にはならないってことだと
思うのです。



というわけで、点で見るのではなく、面と線で見て
判断するということを心がけている。これまで、どんな
プロセスで、どんな目的で、どんな法案を作ってきたのか、
これらを見ることで、今の政党がどういったビジョンを
描いて政策を進めているのかが大体分かる。



それを選挙までに見極めたいと思う。