その夜、0時前に







夫がメールをよこした。








「正月はありがとう。やはり家族が揃うといいなと思いました。

血が繋がった子どもたち、戸籍が抜ける日が近づくと涙が滲みます。

可能であれば、別居は継続するとしても戸籍上の家族のままでと思います」










はああああああああ?









正月は確かに楽しかったから








傍目から見たら仲の良い家族に思えたでしょうし








失うものを改めて認識したのでしょうね。








勝手な言い分、










1人で感傷的になって









こっちの同情を買えるとでも思ったんだろうか









そんな生半可な気持ちで










何十年も夫婦続けてきて










悩んで悩んで、満を持して









離婚を前提とした別居した訳じゃないんだよ。










勝手に涙でもヨダレでも滲ませといて。