家族四人の生活は、
もう卒業してるから、と言われたのは
ショックだったけど
踏ん切りがついた。
子どもたちは、それぞれ
自分の意思のある、立派な大人に成長してくれたのだと
感じることができたから。
まだまだ、お金はかかるけど
とりあえずやり切った、
と、言えるのではないか。
もうあの子たちの人格形成に
親が深く関わることはないだろう。
こんなに仲悪くて
つんつんした夫婦から
こんなに良い子が育ってくれたなんて
感謝しかない。
子どもたちが深く聞いてこないから
私は、夫婦がどうして壊れたのかを言わないで済んで
ほっとした。
きっと、子どもたちなりに気を使ってくれたのかな。
聞きたくない、という心理も働いたのかもしれない。
そんな負担を最愛の子どもたちにかけてしまったこと
どこをどう取っても申し訳なく
辛いカミングアウトだったけど
子どもたち2人に話を終えたことは、
大きな仕事を終えたような
すがすがしい気持ちもどこかにあった。