離婚するかも、と告げたあと
まるで他人のうわさ話のように明るく驚いて
笑顔すら浮かべた子ども①に
私はあろうことか、この子が受け入れてくれたと
勘違いしてしまった。
それから、調子に乗って
私と夫とに現在横たわる内情を
打ち明けてしまった。
そして、探し始めた家のエリアの話までしてしまった。
話してるうちにだんだん俯いてきて
目にうっすら涙が溜まってきた。
ああ泣かせてしまった。
泣かせてしまった。
愛する我が子の泣き顔なんて
一番見たくないのに。
寂しくなっただけだから好きにしてくれればいい
と返事が来た。