過去の出来事が、今の反応をつくっているのかもしれない

仕事中、ある渡し忘れがありました。

 

その場では「私は関係ない」と思っていました。

 

ところが帰宅途中、ふとある考えが浮かびました。

 

「あれ?もしかしたら私も関係しているかもしれない…。」

 

そう思った瞬間から、

不安がどんどん大きくなっていきました。

もし私のミスだったなら謝りたい。

でも、その日はもう確認する方法がありません。

いつ会えるかも分からないし、連絡先も分からない。

そうして考えているうちに、

「もしかしたら私が悪いと思われているかもしれない。」

そんな思いまで浮かんできました。

でも、その人がどう思っているかは分かりません。

 

そして、今の私には、

その人の考えを変えることもできません。

そんなことを考えていた時、


ふと小学生の頃の出来事を思い出しました。

 

放課後、いたずら心で先生の椅子に

磁石を何個も置いたことがありました。

 

翌朝、朝の会が終わり、先生が椅子に座った瞬間、

「誰だ!名乗り出ろ!」

先生は激怒しました。

 

暴力を振るうこともある先生だったので、

とにかく怖くて、
名乗り出ることも謝ることもできませんでした。

 

ただ席で固まっていました。

 

長い時間が過ぎ、先生が教室を出て行った後、


静まり返った教室で一人の男の子が大きな声で言いました。

「顔色悪いよ? お前なんじゃないの?」

 

その瞬間、「みんなにバレた」と思いました。

 

それでも怖くて言えませんでした。

 

下を向いたまま、「違う」と言うことしかできませんでした。

 

今回の仕事の出来事をきっかけに思ったのは、

 

あの頃の私は、

自分が疑われる状況は危険だ

謝れなかった私はダメだ

 

そんな信念を持ったのかもしれない、

ということです。

 

だから今回も、まだ自分のミスかどうか分からない段階なのに、


体が先に反応したのかもしれません。

 

そしてもう一つ気づいたことがあります。

 

私は「悪い人だと思われたくない」のではなく、

 

「誤解されたくない」

 

と思っていたんだな、と。

 

過去の出来事は終わっています。

 

でも、その時に生まれた思い込みや身体の反応は、

大人になった今でも、似たような出来事をきっかけに

顔を出すことがあります。

 

だからこそ、そんな自分を責めるのではなく、

「昔の体験が反応しているんだな。」

そう気づいてあげることが、

少しずつ自分を安心させることに

つながるのかもしれません。