詩集~人間~ | リコーダー吹きの休日Recorderist's Holiday

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リコーダー奏者の斎藤夕輝です。
自分の好きな事が誰かの息抜きになったらいいなと思ってやっています。
Hi, I'm Yuuki Saitoo, a recorder player.
I'm doing this hoping this can be a break for someone.

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(電話のみ/Only talk)

〜人間〜



涙って何なんだろうね


悲しい時

寂しい時

懐かしい時

会いたい時

そんな時に流れてしまう涙ってさ


笑みって何なんだろうね


嬉しい時

楽しい時

優しい時

別れの時

そんな時に浮かんでしまう笑みってさ


恋って何なんだろうね


会いたくて


大好きで

切なくて

悲しくて

シャボン玉みたいに儚い恋ってさ






〜笑顔〜


助けてほしい

心でそう叫んでいても

画面上の私は笑っている

ああ、人間は厄介な生き物だ






〜メイク〜



メイクをバッチリ決めている君の

心のスッピンはどんなだい?

ロングストレートの君の心には

何が渦巻いているんだい?

つけ爪を付けている君の心は

何が剥がれ落ちているんだい?

露出度の高い服を着ている君の心は

何を隠しているんだい?

ポーズを決めている君の心では

何が這いずり回っているんだい?

ハイテンションに喋り立てる君の心の中では

何が垂れ落ちているんだい?


僕は

そっちが

見たい







〜数〜


数よ

オマエは

なんにも分かっちゃいない


その一人が何を感たのか

その一人がどんな気分なのか

その一人がどんな人生を送っているのか

そして

送ってきたのか

その一人が何を求めていて

何を捨てたいのか


なんにも分かっちゃいないんだよ









〜優しさ〜


人の優しさは

どうしてこうも

弱った心に沁みるのか

まるで

傷口に水をかけるよう

痛いほどに

沁みる







〜ミラーボール〜


一人の人間は
一個のミラーボール
無数の面が一つとなって
ピカピカと光る

だったら僕は
そのたった一面ないし数面だけを見て
そのボールを嫌いになんかなりたかないよ
 

 

 



 


〜ロボット〜



僕は時々
自分の頭の中に存在する言葉と感情の
そのあまりの質量に驚嘆する
まるで宇宙のよう
いや、もっとかもしれない

それなのに
自分を見る事も

自分を変える事も
感情のコントロールも
出来ないに等しい

人って一体何なんだろう


 

 
 


〜つめた〜い〜

人は冷たい

恐ろしい程に
人は冷たい

触っていられない程に
人は冷たい
目を背けたくなる程に
人は冷たい
体の芯まで冷やす程に
人は冷たい
世界に氷河期をもたらす程に

人は冷たい
僕も冷たい

温かいものが
飲みたい
 
 




〜ひび割れたビー玉〜


悲しみを抱えながら生きるあなたも

罪に抗い生きる私も


くすんだ光を放とうとしている

ひび割れたビー玉
 

哀しくて
寂しくて
滑稽で
痛々しくて
切なくて
遣る瀬無くて

 

それから
何よりも

美しくて
愛おしい

 





〜才能才能才能〜

ほんとにこの世界ってさぁ
才能だらけなんだよなぁ
つまりそれってさぁ
素晴らしいものに溢れてるって事なんだよなぁ





〜ハワイ〜

そりゃ僕は君の事なんてほとんど知らないよ
もし君が地球だとしたら
僕はハワイぐらいしか知らないのかもしれない

でもそれでいいじゃないか
僕は何度でも
そのハワイへと通うよ





〜作品〜

人間ってなんて素晴らしいんだろう
何てすごいものをあなたは造ったんだろう
この作品を僕は
もっともっと
もっともっと
味わおう







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