秋谷守さんの事故内容 | 齋藤達郎の・・・オフィシャルブログ!!

秋谷守さんの事故内容

24日、内容に関して多くを語りませんでしたが、本日、ニュースや、ネットでの勝手で色々な書き込みをみて、今一度書かせて頂きます。

最初に言っておきますが、誰が悪いとかはありません。

詳しく勝手に僕がブログにアップする権利もないので、多くは語りません。

僕は追突した方(Aさんとさせて下さい)のすぐ後方を2周程前から走行しており、事故のすべてをこの目でみています。
当然、僕自身、宙を舞うバイクやコース上を転がるAさん、飛散する部品等の中を懸命に避けながら切り抜けてくるのがやっとの状況で、今思い返しても、心拍数が上がってしまいます。

でも、ニュースは信用しないで下さい。内容はあんなソフトなもんではありません。重要な点だけ、書かせて頂きます。

僕は現場検証、監視カメラの映像のチェックも協力させていただきましたので。

秋谷さんは、エンジン慣らしか何かで、バックストレート右端(本当に右端でした。ライン上を走るか走らないかぐらい。)を走行しており、上体も起こして走行していました。
そこに、手前で他の車両をコース左端からパスしたAさんが右に大きく蛇行し、ライン変更したが車両が直進状態で右端に移ったところで、秋谷さんの左後方(リヤタイヤ左半分とAさんのフロントタイヤ右半分が重なるような感じ)に突っ込んだという状態です。

なぜ、右に大きく蛇行して行ったのか、また、秋谷さんを発見するのがそこまで遅れたのかは僕にはわかりません。

でも、ニュースで書かれている内容は違います。


前回も書かせていただきましたが、僕は、マナーだと思います。練習走行は、レベルがさまざまであり、見た目では、誰が速いのか遅いのか等はわかりません。だから、僕は知らないライダーのスリップにも付きませんし、前走るバイクの左右どちらか1車分ずらした後方を走って急停止等に備えて、レースの7、8割程度のペースで走っています。抜くときも極力マージンを持ってスレスレを通らないように心掛けて抜いているつもりです。そう出来ていない時もあると思いますが。。。
しかしながら、いわゆる’速い’と言われる人。更に言うと、たまにスポーツ走行に来る全日本ライダーは特に。
速い人が気をつけて下さい。自分達もかつてはタイムが出せず、苦労しながら、多くの方々に助けられて成長してきたはず。これから、速くなろうとしている人。サーキット走行を楽しんでいる人をビビらせたり邪魔者扱いする権利は誰にもありません。常に廻りを見れる余裕を持ち、安全に配慮しながら、走行をする!!っと自分の意識に深く根付かせないと、しゃかりきになりすぎると、このような事故がまた起こりかねません。後方から抜きに入るライダーが気を付けないと、前方走ってる抜かれるライダーは、後ろに目が付いてる訳ではないので、わからないのは当然で、もしかしたら気付かずライン変更だってするかもしれない。よく、そう言う状況で、ぶつかり揉めてる人も見ますが、それは、違うんです。速いペースで走ってる抜きに入るライダーがマナーをもって気をつけて走らないと。。


今回の事故は、確認してて、ラインを振ったとは考えにくいので、何らかの影響で確認出来ない、もしくは、確認が遅れたために起こってしまったのではないかと僕は思っていますが、真相はわかりません。


兎に角。勝手な書き込み、又聞きで確信の無い内容をネット上に書かないで下さい。




また、笑顔で鈴鹿でお会いしましょう。それまでに、皆がそれぞれ、なるべく安全に楽しむためにはどうするべきかを考えて下さい。そうすれば、各々が楽しく自分のレベルにあった走行を出来るんではないかと思います。


生意気なことを言ってすみません。でも、少なくとも秋谷さんは、安全に配慮しながら走行しており、悪いような書き込みには耐えられませんでしたので、書かせていただきました。