さて。
阿寒湖遊覧を終え、ですね。
ホテルに帰ると。
ブザーと言うか、館内放送の非常ベルの激しいのがブーブー泣き出しまして。
携帯の緊急通知かと、一瞬思いましたが。
非常時だとは思いますが、ベッドに飛び込みますよ、私は疲れていますから。
で。
結局のところ、そのブザーは、電源復旧のサインでして。
さらに言うと、非常用電源が完全停止していたのが、外部電源復旧でなにかあったものか、反応していたもので。
パっと、電灯の華が咲き。
ああ、良かったね、どうしたこれは、と。
館内放送からは、火災等は無しの報せも。
直近、お湯の反応は無いものの、水は出てきて。
各所復旧の匂いを感じるトコロ。
次へ。
痩せた男の提案で、屈斜路湖まで、行くことに。
今10時過ぎ、先方でお昼を頂きましょうと。
ちょっとね。
阿寒湖近辺は、電気復旧しています。
釧路中心部は、電気復旧しているでしょう。
さて。
屈斜路湖周辺はどうかな?
弟子屈市街はどうかな?
安全を見ると、釧路方向の方が良いのかな?
と。
まぁ、駅があれば、とか。
まぁ、中心部なら、とか。
屈斜路湖湖畔に、奇妙な建物があるから、と。
電話してもダレも出ないから、やっては居ないけど、と。
道中、探しながら、とか。
じゃぁ、行きましょう。
国道241を、イザ西へ。
道中、自衛隊さんとかとすれ違い、危険物マークの付いた車とか、
なにやら牽引していたりとか、これからまた、胆振か札幌か。
ご苦労さまです、と言うところ。
途中、双岳台と言う展望台がありまして。
♂♀の阿寒岳を眺望できると言う。
写真は撮っていないので、上記から辿れるHPで是非。
一行は、まぁ、グループ写真とか、ここで撮る感じでも無く、
エンジン掛かったままに、車の扉も、閉めることが無く。
幾らかバイカーの人たちが写真を撮っていたりする中で、
キャリアを後部に付けたベスパなんてのがあり。
ベスパやんけ、と。本土のナンバーやんけ、と。
私は、地面に座り込んで、プカプカしていたのですが。
独りの男性が、白髪頭に日焼けの顔で、ジーンズ履き。
ライダーならば、ツナギだろうと言うところ、なのですが。
一行の車から流れるラジオに、耳を傾けている感じで。
誰彼とはなく、気づかれた?と、彼がリアクションしたところで、
大人夫人、話しかけます。どうぞ、ラジオを聞いてください。
聞くに。
まさにベスパの人で。
数週間北海道を廻っている、とか。
昨晩は斜里にいて、突然停電になって、しょうがないからテント張ったと。
寝て起きて、水道は出るみたいだが?ぐらいな。
つまり、ここまで一切の情報が無く。
地震で?はぁ。西の方?千歳の下?震度6強?と。
しかし、なんで全道停電に?
それは我々にも分かりません。安全保障上の問題ですね。
震源地付近では、大きな被害が?
山崩れですね。と。分かっているだけで10数人、と。
一旦、持てる限りの情報をお伝えして、お別れに、と。
ああ、旅人は、何処へ去りぬ。